スタッフのつぶやき 屋根材の浮きについて(前編)
2023/02/22
スタッフのつぶやき 屋根材の浮きについて(前編)
こんにちは京都市山科区の外壁塗装会社リペインターズの広報担当です。
昨日の施工ブログの中で、屋根材である棟板金を止めている木ネジが緩んでいる事をお伝えしました。
その現場は木ネジはしっかりと締め直して、悪影響が発生しないように対処しておきました。
年間を通じて数々の現場で施工しておりますと、屋根材の浮きに直面します。
今回のスタッフのつぶやきでは屋根材が浮いて来る原因と対処方法についてお伝えしたいと思います。
【屋根材の浮きの代表的な3例】
☆1例目『スレート屋根、(コロニアル、カラーベスト)』
施工性に富み、軽量がゆえに地震対策にもなり、安価な材料の為、屋根材として一番普及しているのでは無いでしょうか。
葺き上げされた新築時から経年が過ぎると、太陽光の紫外線を長期間照射される事によってスレート材表面の塗膜が剝がれてきます。
剝がれてくると塗膜での保護が薄れるので、スレート材自体が雨水を吸い込み始めます。
素材自体がセメントで形成されているため水を吸い込む事により膨張し始め、雨が上がって太陽光に当たりますと表面から乾き始めるので反りが生じるのです。
その結果、スレート材同士の重なり面に隙間が出て浮きが発生します。
☆2例目『屋根板金の釘、木ネジの浮き』
この現象は、板金が設置してある部分に発生します。
セメント素材のスレート屋根でも棟部分は板金でカバーしてあるので、その部分で起こってきます。
屋根上の板金部分は日中、太陽にさらされているので高温状態になります。
そして夜には気温が下がりますので、熱膨張を起こした状態から冷える事により収縮していきます。
これを経年経過の過程において、連続で繰り返す事により板金を止めている釘がせせり出てきてしまうのです。
叩き込んであるだけの釘なら知らずですが、ネジが切ってある木ネジも緩んでくるので注意が必要です。
☆3例目『瓦屋根の浮きとは』
上記の2例と比べて見ると瓦屋根は経年劣化に強く、長持ちする屋根材です。
しかし屋根の上に何十年も乗っていると、台風時の強風を度々受け、瓦にズレが生じる事があり、また強風時の飛来物により瓦が損傷する事もあります。
それらの影響から雨漏りにつながる事があります。
古い屋根瓦を長年使用している状態ですと、瓦を安定する為に土が葺かれているのですが、経年により、次第に瘦せはじめて瓦の安定が確保出来なくなり、瓦の浮きやズレを発生させることもあります。
ここで前編の方を一旦、終了とさせて頂きます。
続きは次回の後編にてご紹介させていただきます。
ありがとうございました。
京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
塗装に関しては経験豊かな職人が在籍しておりますので、お任せください!
山科区以外の地域からのお問合せも大歓迎なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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