スタッフのつぶやき 『ホルムアルデヒドとは』
2022/12/17
こんにちはリペインターズの広報担当です。
今日は、弊社施工実績ブログの中に、よく出てくる言葉 “ホルムアルデヒド“についてお話をさせて頂きます。
ホルムアルデヒドとは
科学物質の一種で、主に肺から吸収し血液中に取り込まれます。
目や皮膚からも入り込み、人間の粘膜を刺激し、目がチカチカさせたり涙腺を刺激し涙が出る、鼻水、のどの渇き、頭痛や吐き気、湿疹等などシックハウス症候群を引き起こす原因となります。
揮発性が高く、無色透明で刺激臭が強く、水によく溶けます。
建築用合板などを作る際の接着剤や壁紙クロスの糊等に含まれており、フローリング床や壁、天井のクロス壁紙などから発散されます。
他にも塗料等の中にも含まれて、内装仕上げ材や家具の塗装材にも含まれています。
ちなみに発散濃度基準が有りましてF☆☆、F☆☆☆といったように安全性が高いほど
☆が増えていきます。F☆☆☆☆が最高基準です。
いつから建築材に使われるようになったのか
これは、住宅の洋風化と相まっています。
昔の代表的な日本家屋は大雑把に言ってしまうと木と土と紙で出来ている訳で、自然素材なので、化学物質が含まれていません。
それが、土壁からクロス壁に移行し、下地や骨組みに使われる材木も構造用合板や修正材が台頭してきた為、それらには接着剤が使われているため、それが始まりと考えられます。
そして気密性を求め、隙間風が入り込まない住宅が拍車をかけ始めたのでは無いでしょうか・・・
ある程度、換気が常に行われていたら化学物質の被害も低滅させられると思います。
人体への影響は
個人差はありますが、先に申し上げたシックハウス症候群の誘発や、皮膚に影響を与えるのはアトピー性皮膚炎の発症も考えられます。
WHOの研究機関IARCが発がん性がある物質だと見解を示しました。
対策
・換気、窓を開けて出来るだけ空気を入れ替える。
・上記に伴い、空気清浄機を使われた方がいいでしょう。冬場の暖房ならエアコンを多用された方がいいと思います。
締め切った状態での灯油ストーブでは、あまり宜しくないと思います。
・ベークアウト法 部屋を閉め切り、暖房温度を上げて室温30度~35度をキープする。
一定時間の後に換気する。暖める事でホルムアルデヒドを乾燥させる訳です。
まとめ
ホルムアルデヒドが人体に与える影響は住宅の洋風化と気密性の向上、さらに施工の高い新建材の普及と共に深刻な問題となって来ました。
シックハウス症候群と言う言葉を生み深刻な社会問題となりましたので、遂に2003年に建築基準法でシックハウス対策が盛り込まれ、大幅な法改正が行われたので、業界全体で対策を否応なく取り込まなければいけなくなりました。
近年の建築材料は環境を配慮した製品しか流通出来なくなり、弊社の方でもその点を充分に理解し、対策品を使い施工するよう奨励しております。
ですので、安心して塗装工事の方をお任せください。
最後までご閲覧ありがとうございました。
本日はこの辺りで失礼します。
京都市山科区を中心に外壁塗装、屋根塗装など、様々な塗装工事を承っているリペインターズです!
工事の規模を問わず迅速に対応させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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