京都市山科区 S様社屋の外壁塗装工事③(タスペーサーの設置)
2022/09/10
こんにちはリペインターズスタッフの広報担当です。
京都市山科区にあるS様社屋の外壁・屋根の塗装工事の進捗状況をご案内しております。
本日は、高圧洗浄も終わりスレート屋根の下塗りに入ります。
使用塗料は『水性ベスコロ下塗り』です。
それと塗装前にタスペーサーを挿入します。
タスペーサーの必要性
タスペーサーとはスレート屋根を塗装する際にスレートの重なり合う個所に差し込んで隙間を作るものです。
タスペーサー無しで塗装すると、スレートの重なり合う面が塗料によってくっついてしまうのです。
くっついてしまっても気密性が取れて良いのでは?と思いますが、実はそうでは無いのです。
くっついているとは言っても、完璧にピッタリ蓋をした状態の様に気密性が高いかという訳ではなく、何処かに僅かな隙間があるのです。
水は浸透力が素晴らしく、僅かな隙間から入り込んでスレート屋根の重なり面から登っていきます。
これを毛細管現象といいます。
毛細管現象によって浸透した水は、下の防水ルーフィングシートに廻りこみ、スレート屋根を止めている釘からルーフィングシートを突き抜けて野地板を濡らします。
その後、濡れては乾きを繰り返して、常にウェット状態になり、終いには野地板を腐らせるのです。
それを防止する為、タスペーサーを差し込んで隙間を作り雨水が排出される様にしなければなりません。
これを縁切りと言います。
かつては革スキやカッターを使って、くっついた塗料をバリバリ剝がしていました。
完全に縁切り出来るかと言うと、重なり部分に入った塗料というのは、なかなか乾かず再度くっついてしまいます。
それに時間も相当かかり、この作業だけで職人の日当が発生しまい工事代金が跳ね上がります。
そう言った意味でタスペーサーを差し込む事は費用対効果が高いと言えますね。
今日はこの辺で。
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