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遮熱塗料とは?特徴やメリット、デメリットをご紹介

2023/10/24

遮熱塗料とは?特徴やメリット、デメリットをご紹介

こんにちはリペインターズの広報担当です。
ここ京都で年々厳しくなる夏の暑さ。特に今年の暑さは異常でしたね。
暑いとエアコンもフル稼働になり、設定温度も低めにしておくと電気代も気になります。
しかも電気代も値上げしているので、夏の暑さを少しでも和らげたい、エアコン代を抑えたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、屋根塗装を行い際に遮熱塗料を使った屋根の遮熱です。
今回は遮熱塗料について特徴やメリット、デメリットについてご紹介いたします。

遮熱塗装とは?

遮熱塗装という塗装工事をご存知ですか?
遮熱塗料は、約20年の歴史がある塗料ですが、販売し始め出した時期から比べると現在では15倍以上の普及率が有り、急速に認知されている塗料です。

遮熱塗料の特徴

遮熱塗料とは、塗膜によって熱を遮断する効果のある塗料で、塗布した建物に省エネ効果が期待できます。
正式名称は「高日射反射率塗料」となり、2011年には、日本塗料工業会によって「JIS K5675」という規格も定められました。
遮熱塗料を塗布する事により太陽光に含まれる赤外線を反射し、屋根の表面温度の上昇を防ぎます。
屋根は特に夏場は非常に高温になり、屋根が高温なるのを防ぐことで、熱が建物内部に入り込む事による影響を低滅します。
そのため室温の上昇を防ぎ、夏場のエアコンの冷房効果を高めて、光熱費の削減につながります。

最も効果のあるのは屋根、屋上に塗装する場合で、施工前、施工後の屋根表面温度の違いが、最大で20度も違う試験結果が出ております。
外壁にも遮熱塗料は有効でして、より太陽光のあたりやすい南面や西面に塗布する事で屋根同様の恩恵を受けることができます。

【遮熱塗装のメリット】

☆節電効果を得られる

前述のとおり、屋根上の表面温度を最大20度下げられる効果がありますので、居室内の体感温度は2~3度違うと言われています。
少ないのではと?思われるかもしれませんが、冷やすスタート時の室温が30度と部屋と27度の部屋ではエアコンの効きは歴然です。
長時間使用する上で効果が充分に出てくるでしょう。

遮熱塗料は昨今の夏場の電力不足問題や原油高による電気代金の値上げに対処ができ、光熱費の削減にも貢献できるので、家計にも優しくエコロジーで地球環境規模のエネルギー削減にも繋がります。
遮熱塗装の採用は理にかなっているのでは無いでしょうか?

☆建物の寿命を伸ばす

市販されている遮熱塗料は耐用年酢が15年~20年と長いものがほとんどです。
遮熱性で太陽光を跳ね返す効果は、外壁および屋根上の表面温度を抑える事で熱による劣化の進行を遅らせます。
特に金属製屋根は熱による伸び縮みが大きいので、膨張の影響による金属屋根を固定しているクギやネジなどのゆるみ、抜けを抑止する事が出来ます。
実際、このゆるみから、接合されている部分に浮きが生じて、そこに風が吹き込み舞い上がり、段々と隙間が大きくなって行きます。そこに雨水が入り込み下地を痛める事で屋根材の交換に繋がる事が多々ありますので保全の意味でも有効な塗料でもあります。

金属屋根のイメージ

【遮熱塗装のデメリット】

☆塗料の価格が高い

遮熱性がアップする性能が加わっていますので、塗料自体の価格が高くなります。
成分に含まれる特殊な樹脂や顔料がコスト高に繋がりますので、遮熱以外の他の塗料と比べると最低でも2割の価格差が発生します。

☆遮熱塗料は扱いにくい

施工に注意が必要で、ある程度の遮熱塗装を塗った経験を要します。
特に塗装する際に塗りムラを起こさないように注意が必要で、ムラを起こしてしまうと遮熱性に影響が出てくるので注意しなければなりません。

☆使用する色で効果が変わる

赤外線を反射する事で遮熱性が高まるのですが、塗布した色合いで効果が変わります。
薄い塗色の白色やアイボリー系が最も効果が高く中間色であるグレーから茶色、黒色に移るに従い、熱の反射率が弱まってしまいます。
また遮熱効果を維持するためメーカーによる指定色がそれぞれ決まっておりまして、塗料メーカーによっては、ご希望の色が選べないかもしれません。
そのため色によっては期待したほど遮熱効果が得られないケースもあります。

遮熱塗料は冬場は部屋が寒くなってしまう?

夏場には効果をもたらす遮熱塗装ですが、冬場だと遮熱効果が太陽光の赤外線を反射してしまうので、お部屋が寒くなってしまうのでは?と不安になられる方もおられるかもしれません。
しかし、冬と夏では地球の公転と地軸の関係によって太陽光の日射角度と日射強度が異なります。
日射角度は太陽が照り付ける角度であり、夏場は上から太陽が照り付けるため、屋根に遮熱塗料が効率よく遮熱します。
冬は上ではなく横から照り付けるため、壁や窓などの開口部が照らされて部屋が温まります。

日射強度はある一瞬の太陽光の強さを指し、日射角度によって地表での日射強度が異なります。
冬は日射角度が低いため日射強度は弱く、夏はその逆になります。
日射強度とは、「ある一瞬の太陽光の強さ」を表します。
また耐用が降り注ぐエネルギー量を表す日射量は夏は高く、冬は低くなります。
冬は日射強度、日射量が少なくなるため、遮熱塗料の表面の日射効果や温度上昇を抑える効果も小さくなります。

【遮熱塗装がお薦めの建物】

遮熱塗装は次のような建物にオススメです。

☆金属製の屋根材や外壁を使っている建物

トタン板、ガルバリウム鋼板製の板金材を使用しています。
建物は熱伝導率が高く、太陽熱が伝わりやすく影響を受けやすいので、遮熱塗料を塗布する事で太陽光を反射して室温を低下さしますので、省エネルギー効果を高める事ができます。

☆吹き抜けやロフトのある建物

吹き抜けは屋根上の照射された太陽光の熱が伝わりやすく、空間の面積も大きいので熱くなりやすいです。
遮熱塗装で室温を下げる事によって広い居室内を冷やすエアコンの働きを助けます。
ロフトも同様でお部屋を有効に使う為に上に広げて空間面積が増えていますので、同じくエアコンの作動を助けます。

【まとめ】

夏の暑さの軽減や冷房代の削減に貢献できる遮熱塗装。
年々暑くなる夏への対策として、屋根塗装をご検討の際にはぜひご検討ください。
ただ、色によって効果がかわるため、思うような効果が得られない可能性もあります。

遮熱塗装の働きが特に発揮されるのは、金属製屋根や断熱材を入れてない屋根、屋根裏の空気層が確保されない、吹き抜けやロフト、屋根裏部屋です。
上記にあげた屋根では遮熱塗装を施工すると高い省エネ効果が顕著に現れてきます。
スレート屋根やアスファルトシングル屋根、陸屋根等も効果が有りますので、屋根塗装の際には塗料選びの選択肢に入れても良いかもしれません!

しかし瓦屋根では、瓦自体に塗装が出来ないので対象外になります。
遮熱塗料についてどんな塗料がいいのか、色選びなどご質問ございましたらお気軽にお問い合わせください。
ご希望に合わせた塗装プランをご提案いたします。

【遮熱塗装を行った施工事例】


京都市山科区を中心に京都にて外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
塗装に関しては経験豊かな職人が在籍しておりますので、お任せください!
山科区以外の地域からのお問合せも大歓迎なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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