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住宅基礎の塗装工事は必要?

2023/10/28

こんにちはリペインターズの広報担当です。
今回は住宅の基礎部分の塗装事情についてのお話です。

基礎とは地面から30~40センチの高さまであるコンクリート製の立ち上がり部分の事です。
外壁塗装の際に、雨戸や水切り、庇に幕板まで主要な部分はすべて塗装するのに、何故か基礎だけは塗装しない理由をご紹介させていただきます。

基礎巾木の特徴

基礎巾木とも呼ばれる基礎部分は、地面に接しているコンクリートなので地面から上がってくる湿気を吸収し、そして蒸発します。
水分の吸収と蒸発を繰り返すので、通気性の良さを求められる部分なのです。

外壁などに用いられる従来の塗料は、建物内へ水分の浸入を防ぐ役割をしておりますので、通気性の良さが重要な基礎巾木には不向きと言えます。

通気性が求められる基礎の上から従来の外壁塗装の塗料を塗ってしまったら、地面から吸い込んだ湿気や水分が基礎部分からの蒸発が難しくなり、塗膜の内側に閉じ込められてしまいます。
行き場を失った湿気や水分は水蒸気となり圧力を上げて塗膜に膨らみとなって現れます。
その結果、膨らました風船を指で突いて割ったようになり、塗膜の浮き剥がれとなってしまうのです。

基礎部分に塗装を行う場合

基礎は主にコンクリート製です。
化粧モルタルで表面を慣らして成型してあります。
前述のように地面からの湿気、水分を含んで排出するため、通気性の良い水性塗料が適しています。

建物のデザイン、用途によっては基礎巾木の部分に塗装をする場合もあります。
その際に使用する塗料をご紹介します。

代表的な基礎専用塗料

・ベースプロテクト(エスケー化研株式会社)
・キソハバコート (関西ペイント株式会社)
・ベースガード  (アステックペイント社)
以上3つが挙げられます。

リペインターズのおすすめする基礎専用塗料はアステックペイントのベースガードです。
注目すべき特徴としましては、基礎部の劣化を抑制する中性化です。
防水性のある塗膜で覆う事によって中性化の原因である二酸化炭素にさらされるのを防ぐ効果があります。
防水性にも塗膜は優れておりますので水分を基礎内部に侵入するのを防ぐので内部の鉄筋を腐食させない効果があります。
伸張性がある塗膜ですので、たとえコンクリート面にひびが入っても塗装面には現れないように抑制します。

アステックペイント社 ベースガード

基礎巾木の塗装作業と注意点

施工に関しましては基礎部分にクラックが既に発生している場合は、クラックをシーリング材で処置してから、塗布作業を進めなくてはいけません。

基礎塗装のメリットとデメリット

外壁塗装などの大きな塗装工事をご件とされる際、同じタイミングで屋根や付帯部分の塗装もご検討されるのは自然なことです。
住宅塗装の一環である基礎巾木の塗装は建物にとってどのようなメリットとデメリットがあるのかまとまました。

メリット

・美観

外壁と同じタイミングで施工すれば、外壁と合わせて美観の復活させることが出来ます。
折角外壁や屋根だけキレイになっても、基礎部分がそのままではどこか残念な外観で仕上がってしまう場合もあります。

・カビや苔の発生を抑制

通気性の良い塗料を使用することで基礎巾木の内部、及び縁の下の湿気を外部へ輩出し、カビや苔の発生しにくい環境を作るのです。

また、塗料によっては防カビ・防苔の性能をもつ物もあり、より効果を期待できます。

・ひび割れの予防

コンクリートは紫外線や水分の影響で「中性化」し、コンクリートの中の鉄筋が錆びてきます。
鉄は錆びると体積が大きくなるので、コンクリートの中で膨張した鉄がコンクリートにひび割れを発生させてしまうのです。

コンクリートの基礎部分に、防水性に優れ通気性を保つ塗料で塗装を施すことで、水分だけでなく紫外線の影響も受けにくくなるため、内部の鉄も錆びにくくなり、結果としてひび割れの予防になるのです。

デメリット

・基礎の内部劣化に気付きにくくなる

表面にある塗膜によって、中の基礎部分が覆われているためひび割れなどの劣化に気付きにくくなるデメリットはあります。

しっかりした業者に依頼すれば、まず基礎部分の補修を行なってから適切に塗装をしていきますのでそこまで大きな心配はいりません。

・間違った塗料を使うと塗膜・基礎にも悪影響

基礎巾木に適していない塗料を使用すると基礎部分に湿気を寄せ付ける事になってしまうかもしれません。
地面から吸い込んだ水分が適切に蒸発できずに基礎内にとどまると、室内にも湿気がまわり、最悪の場合、建物の駆体を劣化させ、雨漏りやシロアリをの発生を誘発することにもなります。

ただ、基礎巾木用の塗料を使用したとしても、そもそも立地的に基礎部分の湿気が高い場所にある建物への基礎塗装はおすすめしていません。
適切に湿気を蒸発することができない可能性が高いからです。
リペインターズでは建物ごとに細かく診断し、建物に適した塗装をご案内させていただきますので、迷ったらご遠慮なくご相談ください。

まとめ

室内に地面から出る湿気を抑制する効果のある基礎巾木は、湿気の吸収蒸発を繰り返す為通気性の良さが重要です。
塗膜で通気性を妨げないよう、塗装をする場合は専用の塗料を使用しますが、あまりにも床下の湿気が高い場所での施工はお薦め出来ません。
いくら通気性の良い基礎専用塗料でも限界があるからです。
無理に施工してしまうと塗膜の浮きや剥がれを起こして湿気の蒸発を阻害してしまう可能性が高いのです。

弊社でもお取り扱いのある塗料メーカーの商品ですので、お望みの方はお気軽にお問い合わせください。

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