外壁塗料の1液型、2液型とは?(後編)
2023/04/02
こんにちはリペインターズの広報担当です。
前回からの続きです。
単純に手間が掛からない1液型がいいと言う訳で無く、それぞれにメリット、デメリットがあります。
1液型、2液型のメリットデメリット
4,対応年数
1液型、2液型の外壁塗装としての耐用年数を比べると2液型の方が約2~3年程長い傾向にあります。
グレード毎に比べてみても顕著で、水性と弱溶剤(油性)塗料の違いぐらいあるのではないでしょうか?
しかしこれはあくまでも肌感覚であり、実際に塗装される面は現場毎に条件が違い、日中に紫外線が当たる方角1つとっても変わってきますので一概ではありません。
場所によっては1液型の方が長持ちする場合もあります。
あくまでもカタログ上の耐久性スペックでは2液型の方に軍配が上がります。
5,価格
1液型と2液型を比べてみますと同じ性能の塗料なら1液型の方が1割ほど安いです。
ここは主剤と硬化剤に分かれてない所が価格に反映するのでしょう。
梱包材や硬化剤が別のためにコストが掛かってくることも影響しているのでしょう。
6,塗れる対象物
施工面を考えますと2液型の方が塗布する面を選びません。
1液型が・コンクリート・セメントモルタル・サイディングボードに対応。
2液型では上記以外にALCパネル、スレート材、GRC板、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレスと多岐に渡ります。
2液型は手間が掛かりますが、塗装面を選ばないと言う利点があるようです。
詳しく説明しますと1液型が開封と同時にゆっくりと化学反応して行くのに対して2液型は主剤に硬化剤を混ぜ合わせた時点から化学反応が直ぐに始まりますので各種塗装面に対しての密着度や付着性に違いが出るのでしょう。
7,硬化時間
2液型は混ぜ合わせたら直ぐにつかわなくてはいけません。
硬化時間というのがあるので、一般的に5時間で硬化しますので、決められた時間内で施工を終わらせなくてはいけません。
気温差も影響して来るので夏場なら硬化時間も早まるでしょうから、それ以上の対応が求められます。
8.保管
1液型は保管に向いていません。
すでに硬化剤が混入されている為、密封されているとは言え少しずつ固まってきます。
約半年から1年程で消費期限がきてしまいますのでそれまでに使い切る必要があります。
その消費期限も暖かいところや夏場の保管だと期限がもっと早まるでしょう。
怪しくなった塗料を使用する事は硬化不良を起こしかねず、外壁への密着度が下がり施工不良を起こすかもしれないのでお客様の現場で使用できません。
以上が1液型、2液型と外壁塗料の違い及びメリットデメリットになります。
耐久性では2液型、価格は1液型が安いと結論が出ました。
本ブログが塗料選びのご参考になりましたら幸いです。
また、リペインターズでは現場毎の塗料のご相談も承っております。
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それでは、この辺りで失礼いたします。
最後までご閲覧ありがとうございました。
京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
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