京都市山科区にて新築の門塀・門柱の塗装工事
2023/11/25
京都市山科区にて新築の門塀・門柱の塗装工事 工事の概要
現場住所 | 京都市山科区 |
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施工内容 | 外構塗装 |
施工箇所詳細 | 門塀・門柱 |
その他使用塗料・建材 | 【門塀】 水性ケンエース(日本ペイント) コーティング:ハイドロテクトコート(TOTO) 【門柱】 下塗り:1液性ハイポンファインデクロ(日本ペイント) 上塗り:ファインウレタンU100(日本ペイント) |
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
今日は設計事務所様から新築戸建て住宅の玄関先門塀の塗装のご依頼をいただきました。
現場の建物は白とグレーを基調とした都会的な外観にデザインされています。
そして外壁色が紺色なので、その色と合わせて門塀の塗装を行って欲しいとの事でした。また鉄骨門柱は2色での塗り分けが指定されています。
門塀は水性ケンエースで塗装した上から光触媒コーティングを行いました。
京都市山科区にて行った新築の門塀・門柱の塗装工事の様子をご紹介いたします。
門塀塗装の様子
門塀は玄関ドアの目の前に形作られており、目隠しの意味もあります。
距離もそんなに離れているのではありませんので、門塀の色調が外壁とかけ離れていると違和感があるので、色調を揃えて統一感を出して塗り進めていきます。
門塀塗装
門塀の塗装に使用する塗料は「日本ペイントの水性ケンエース」を使います。
水性化によるVOC揮発性が低く環境に配慮した塗料です。
下塗りが不要で、塗料の付着力と密着性に優れています。仕上がりは落ち着きのあるマット(艶消し)仕上げとなります。
今回は塗布する外壁色に合わせて、着色剤を添加して塗装していきます。
施工方法
先ずは養生を行います。
塗料が足元に落ちても大丈夫なように地面にはノンスリップシートを引き詰めて安全を計ります。
施工当日は風も強かったので、付近の壁面にも塗料が飛散してくっ付いても大丈夫なようにマスカーテープを貼り付けて行きます。
養生が終わりましたら、塗料缶を出し開封してよく掻き混ぜます。
ここに調色剤を入れていき、壁面の色目に近づいているか確かめる為、門塀の一部にちょっとだけタッチアップします。
しばらく乾いたのちに外壁面と大きな相違が有るか確認します。
程なく乾燥して確かめましたが、ほぼ同色レベルまで調色出来ました。
出来上がった塗料をローラー刷毛にて門塀に塗りつけていきます。
塗膜の厚みが一定になるように十分に塗布していきます。
門塀ですので、少ない塗装範囲ですが、やり方は外壁塗装と一緒で上から下へと塗装していきます。
調色して外壁面と合わせた塗料の塗布が無事終了しました。
光触媒の塗装
上からコーティングの塗装を行います。
「ハイドロテクトコート」はTOTOが世界に誇る環境浄化技術で光触媒技術のコーティング塗料です。
光触媒とは太陽光などに含まれる紫外線によって塗膜表面が強力に酸化し、汚れや藻などの有害物質を分解できる環境浄化材料です。
通常、太陽光は塗膜面に関すると有害でしかなく、塗膜がいかに紫外線の影響を受けないかがポイントでした。
しかし、逆に有害である太陽光の力を利用しようとする塗料がこの光触媒塗装なのです。
塗料に光触媒技術を加える事により、塗膜面に付着した藻やカビ、埃などを太陽光により分解します。
脱臭や殺菌にも効果があり、過去に使用した現場のお客様からもご好評頂いております。
施工に関しましてはローラー刷毛での塗装では無く、低圧の吹き付け塗装でしか施工出来ません。
何故ならば、塗布する塗膜の厚みを一定に保たなくてはいけないからです。
施工する状況も、今日は風が少なく吹き付け塗装に適しております。
塗料をよく攪拌して、吹き付けガンの中に入れて、塗布していきます。
塗料自体の価格も高いので、広い面に塗布すればコスト面で圧迫されかねません。
玄関前に門塀は形作られていますので経年と共に、汚れが目立たないように配慮しました。
門柱の塗装
玄関前の門塀横にある、門柱と言うよりモニュメント的な存在で実際は門柱と表現するような、扉の開閉機能は付随しておりません。
玄関先の外構のデザインの一種ですね。
建物自体が都会的なデザインなので、外構部分にも雰囲気を合せたデザイン性の高い門を設置されたようです。
構造はH鋼の1メートル程の高さの鉄骨が地面から建っており、今回はその鉄骨門柱を塗装して行きます。
下塗り塗装
下塗り塗装に使う塗料は「1液性ハイポンファインデクロ」です。
2液タイプのエポキシ樹脂含有した塗料と同じ防錆力を1液タイプで実現したさび止め塗料です。
鉄骨の門柱ですので金属ですから、下塗り塗装は適した塗料を使用します。
塗装にはシンナーを5~10パーセントを入れて希釈率を適切にします。
希釈が正確で無いと塗りムラや施工不良を起こすので注意しながら準備します。
今回、塗布する色は黒さび色を選択しました。刷毛とローラーを数種類使い分けて、厚みの有る塗膜を形づくります。
この下塗り塗装の段階をキチンとしておかないと、塗料の乗りが悪く数年で剥がれが生じて来ることがありますので、しっかりと塗り進めていきます。
下塗りを確実に塗っておいて、その後十分な乾燥時間を置いて乾いているのを確かめましたら次の工程に移行していきます。
上塗り塗装
お客様からの色指定は、鉄骨門柱を2色で塗り分けてくださいとの事です。
どういう事かと言うと。H鋼型鉄骨の横っ面は薄いグレー色で塗り、窪んでいる真ん中部分は外壁面と合わせた濃いネイビー色を希望されています。
上塗りに使用する塗料は「日本ペイントファインウレタンU100」です。
これは弊社の数々の現場で使用し汎用性高い、ファインウレタン系の塗料を多用します。
ファインウレタンは「ウレタン」と名前が付くだけあって柔軟性に富む塗料です。
鉄部というのは寒暖の差によって伸び縮みしますので、乾いた後に硬くなる素材の塗膜だと伸び縮みに対応出来ず、塗膜表面に割れが発生しやすいのです。
ここの現場は幹線道路に面しており、日中も風がよく吹いていて、冬場はおそらく温度がかなり下がるだろうと思います。
しかしウレタン系は柔軟性に優れおりますので、鉄の状態に合わせて塗膜が伸び縮みしてくれるのです。
二色展開ですので地面の塗料落ちを防ぐためノンスリップマスカーテープで養生してH鋼の凹み部分のネイビー色を先に塗り進めていきます。
乾燥後、もう一度上から二度塗りしネイビー色は終了とします。
次は薄いグレー色ですがマスカーテープで余分な部分に塗料が付かないように、養生してからこちらも二回塗料を塗り進めていきます。
最後に養生を取り払って辺り一面を清掃します。
清掃後に塗料の乾きを確認したら、すべての作業は終了です。
完工
これにて完工です。
担当者の声
普段はなかなか扱わない高価な塗料でしたので緊張しました。
施工は塗膜の厚みを期待通り、確保出来ましたので納得の行く作業が出来ました。
今回の施工箇所は玄関先の目立つ場所で、お住まいになられる施主さまが日頃目にされる機会も多く、この建築物のモニュメント的な構築物でしたので、経年による汚れを長期間発生させない様にこの塗料を選択しました。
太陽光が塗膜を守り、美観が長く保つことを期待しています。
京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
塗装に関しては経験豊かな職人が在籍しておりますので、お任せください!
山科区以外の地域からのお問合せも大歓迎なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。