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モルタル壁のメンテナンスについて徹底解説!

2023/11/13

こんにちはリペインターズの広報担当です。
今回はモルタル壁を塗装メンテナンスについてご紹介させていただきます。

モルタル壁とは

水とセメントと砂を混ぜ合わせて構成される建材です。
1990年以前には日本家屋の主流の外壁材でした。
同時期から安価な価格で収まるサイディング壁の普及により押され始め、現在では外壁材として少数派になりました。

モルタル壁の『良い点』は見た目の風合いがいい事でしょう。
壁自体の仕上げ方法も様々で、洋風の家から和風の家までマッチする施工性があります。
温かみが有り、柔軟でカーブや曲面の壁を作りやすいのが利点で、デザイン性を重視出来ます。
セメントが主剤ですので耐火性、不燃性素材です。

『悪い点』としましてはモルタルを施工後、乾いていく際に収縮による亀裂が起こりやすい点です。
大小の亀裂(クラック)が入りやすく、目で見て分かる構造クラックから近づかないとわからない程の細かなヘヤークラックまであります。
放っておくと雨水が侵入し内部の構造材を痛めるので早急に塞がなくてはいけません。
塞ぐのは容易でコーキング材を使い簡単に補修は出来ます。
住宅1棟のモルタル壁を施工するのに工期と費用がそれなりに掛かります。
壁を起こす工程に手間がかかるので、どうしても割高になり、これがサイディング壁を普及する原因となりました。

モルタル壁の劣化症状

モルタル壁の耐久性や美しさを保つため、定期的にメンテナンスが必要です。
色褪せ等の変色がみられる壁を手で触って、壁面の塗料の粉が付着する「チョーキング現象」が起こりましたら劣化の初期サインです。

苔や藻、カビが発生したら、既存の塗膜が劣化した事による水弾きの悪さが目視できる状態になっている証拠です。
放置しておくと塗膜にボコボコした「浮き」現象が生じる事があり、これが塗膜の剥離の始まりです。
剥離が起こるとに下地が雨風に晒される状態となりますので、大急ぎで修繕が必要になります。

ご相談のタイミングとしては、チョーキングが始まった時点でご検討されることをオススメしております。

モルタル壁に適した塗料

モルタル壁への塗装は弾性塗料をお勧めします。
弾性塗料とは、乾燥後に形成した塗膜がゴムのように伸び縮みする塗料のことを言います。

弾性塗料と一言に言っても各メーカーから沢山の種類が販売されていますので、お客様ご自身で選ばれるのは中々大変です。
建物の立地条件や使用用途などによって最適な塗料もかわってきますので、プロのペンキ屋に相談し、提案してもらう事が間違いがないと思います。

塗料の種類

弾性塗料にも大きく分けると以下の種類があります。

【単層弾性塗料】

下塗り後、中塗りや上塗りに使う弾性塗料のことを言います。
下塗りに弾性塗料を用いる場合は1層だけになってしまいます。

 

【微弾性塗料のフィーラー使用】

下塗りの際に使用します。中塗りや上塗りの仕上げ時は特に制限なく塗料を選択できます。
中塗り、上塗りに弾性塗料をもちいれば2層になるので塗膜としてはより、伸び縮みして強力になります!

端的に申茂と、下塗りの段階で弾性塗料を用いるか、中塗り、上塗りの段階で用いかの違いになります。

もちろんこれに下塗りから中塗り以降もすべて弾性塗料を塗布する合わせ技もあります。
その場合は材料費が上がる可能性が高いので、打合せの時点でしっかりご相談される事が必須です。

弊社のお薦め塗料は【エスケー化研のセラミクリーン】です。
弾性塗料の中でリーズナブルな商品で、今までのモルタル壁の現場で多用してきました。

少しお値段がアップしますが高機能なら【アステックペイントのEC-5000PCM】です。
この塗料は伸縮率600パーセントを誇る高弾性塗料で対候性も高く不純物を一切排したアクリル樹脂を配合しておりますので、複層弾性塗料なみの性能持った高機能塗料です。

期待耐用年数が15年以上の優れた対候性塗料ですので、塗装する施工対象物の建物が地盤の悪い場所に建っているとか、前面道路が交通量多く建物の揺れが有る場合などはこの塗料が適しています。

モルタル壁の塗装の方法

先ず最初に高圧洗浄機を用いて水洗いします。
この時モルタル壁の下地状態が劣化が進んでいる場合、浮きや剥がれが有る時は洗浄後に脆くなっている部分を剥がして補修します。

何もせずに施工すると、塗膜の密着が悪い仕上がりになりかねず施工不良に繋がる恐れがありますので、防止のためにもしっかり洗浄を行います。
その後は養生作業から始まり、下塗り。中塗り、そして上塗りへ進みます。
それぞれの工程の間に充分な乾燥時間を設けて最後まで塗り進めていきます。

まとめ

モルタル壁を塗装する場合は建物構造が木造なので単層弾性塗料が最も適していると思います。
複層弾性塗料もあり性能はこちらの方が良く、持続性耐久性も優秀です。

複層の場合は、主に鉄筋コンクリートのマンションなどに施工する事が一般的で、一般住宅の施工例は中々珍しいと言えます。
よほどの事が無い限り、単層弾性塗料の塗装で問題ありません。
最近の塗料は改善されてきて単層でも複層弾性塗料にひけを取らない塗料が開発されていますので、単層であることの心配は不要です。

モルタル壁を雨風から守り、劣化を防ぐ為には定期的に塗装をしてメンテナンスをされる事につきます。

リペインタ-ズではモルタル壁の塗装工事のご相談も承っております。
お気軽にご相談ください。

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