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チョーキング現象とは?その正体と対処法について解説

2023/10/30

こんにちはリペインターズスタッフの広報担当です。
今回は塗膜劣化の初期段階に起こるチョーキング現象についてお話したいと思います。

チョーキング現象とは

スタッフ中野君のつぶやき (塗装のチョーキング現象)

塗膜の劣化現象の一つで、「塗膜に触れると手に白い粉が着く現象」です。
必ずしも白い粉ではありませんが、塗料の色が手や衣服などの触れた箇所に付着します。

チョーキング現象の、原因としては紫外線があげられます。
塗料の成分の中でも、色を作る際に使用する酸化チタン(白色顔料)は紫外線に当てられることによってラジカルと呼ばれる塗膜の劣化因子を発生させてしまうのです。
このラジカルが塗膜に含まれる樹脂を破壊することで塗膜の厚みを失い、中にあった顔料が表面に浮き出てくるのです。
これが触った部分に付着する白い粉の正体です。

顔料も紫外線の影響で劣化が進むため、本来の塗料の色よりも白っぽくなっている場合が多いです。

樹脂の劣化した塗膜の表面に顔料の成分だけが粉のような状態で残るため、手で触っただけで付着するような状態になるのです。
これがチョーキング現象です。

近年では劣化因子である「ラジカル」の発生を抑える「ラジカル制御形塗料」も使用されるようになっています。

「ラジカル塗料」などとも呼ばれています。

ラジカル塗料のメカニズム

参考画像:ラジカル型塗料のメカニズム <アステックペイントのシリコンREVO1000(-IR)>

▷参考サイト:【2023年版】おすすめラジカル塗料ランキング|特徴や価格を徹底比較

同じ建物でも影響に差がある

チョーキング現象自体も紫外線が当たる方角によって差があります。
外壁でしたら北側が最も紫外線の影響が少なく、逆に最も影響が大きいのは南側です。
これは単純に、南側が最も日照時間が長いからという理由です。

また、外壁よりも紫外線による影響が出やすいのは屋根です。
屋根は日中太陽光が当たり続けているので影響は外壁に比べて大きくなります。

屋根のチョーキングを調べる行為は危険を伴う恐れがありますので、心配な方はプロに相談しましましょう。

チョーキングが起こりにくい色

チョーキング現象は色によって起こりやすさに差があり、暗い色の方が起こりにくいとされています。
白っぽい明るい色は光を通し易く、紫外線の影響を受けやすためチョーキング現象も起こりやすい傾向にあります。
それに比べて黒色っぽい暗い色は光を通し難いので、明るい色より紫外線の影響は少ない分、チョーキングも起こりにくいと言えるでしょう。

屋根塗装の色は暗めの色に人気が集中しています。

チョーキングの対処と予防

チョーキングの対処法

チョーキングが起こってしまった時の対処方

チョーキング現象の対処は、ずばり再塗装になります。
しかし、すぐに塗装しなければならない訳ではありません。

塗膜がもっと劣化してくるとヘアークラックや剥離が始まり、やがて深刻な事態へとなっていくのです。
塗膜の劣化具合の見極めは、リペインターズのプロの目にお任せください。
勿論、まだ塗装をする必要がない場合は正直にご案内致します。

チョーキングの予防

使う塗料を工夫することに尽きます。
近年、「ラジカル制御型塗料」と呼ばれる紫外線の影響を受けにくい塗料が塗装の現場でも多く用いられるようになってきました。
前述したように、塗料は紫外線の影響で「ラジカル」と呼ばれる劣化因子を生み出してしまうため、そのラジカル発生を抑制することで塗膜自体を長持ちさせる事ができるのです。
それが「ラジカル抑制型塗料」です。

リペインターズでも使用頻度は高く、重宝しております。
チョーキングが起こってからでは対処が難しいので、起こらないように備える方が簡単なんです。

まとめ

京都の街中を走っていても、南側と北側では外壁の色の変化が顕著に出てしまっている建物をよく見つけます。
チョーキングしている可能性もありますので、時々建物を触って確認されてみてはいかがでしょう?

少しでも気になる点、不安な点がありましたらご遠慮なくリペインターズにご相談ください!

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