DIYで屋根塗装をする前に知っておくべき8つのリスク
2025/05/09
近年、費用を抑えるために「屋根塗装をDIYでやってみようかな」と考える方が増えています。
しかし、屋根塗装は外壁塗装以上に専門性と危険を伴う作業です。
間違ったやり方をしてしまうと見た目の問題だけでなく、命に関わる重大事故や住宅そのものの劣化にもつながりかねません。
今回は、DIYで屋根塗装を行う際の主なリスクについて8つのポイントに分けて詳しく解説します。
この記事を読めば安易なDIYの危険性と、なぜプロに依頼すべきかがよくわかります。
Contents
1. 高所作業による転落・ケガのリスク
屋根塗装は高所での作業が避けられません。
しかも屋根は傾斜があり、滑りやすく非常に危険です。
プロは安全帯や足場などを使用して万全の体制で作業をしますが、DIYでは安全対策が不十分になりがちです。
少しの油断で命に関わる事故になることもあります。
2. 下地処理不足で塗装が長持ちしない
塗装の耐久性を左右するのが「下地処理」です。
苔や汚れ、古い塗膜をしっかり取り除かないと、どんなに高価な塗料を使ってもすぐに剥がれてしまいます。
プロは高圧洗浄やケレン作業を徹底しますが、DIYではこの工程が甘くなり、数年以内に再塗装が必要になる可能性があります。
3. 塗料や道具の選定ミス
屋根材には種類があり、それに合った塗料や下塗り材を使う必要があります。
誤った塗料を選ぶと密着不良やひび割れを起こし、施工不良による早期劣化の原因になります。
さらに、プロ用の道具や機材が揃っていないと仕上がりにも大きな差が出ます。
4. 仕上がりが悪く、美観を損ねる
塗りムラ、塗り残し、厚みの不均一など、DIYでは仕上がりに差が出やすいです。
見た目が悪いだけでなく、防水効果が不十分になり、屋根材の劣化を早めるリスクもあるのです。
屋根は普段目に入らない分、しっかりと仕上げる必要があります。
5. 天候や乾燥時間の管理が難しい
塗装は天候に大きく左右されます。
雨天や湿度の高い日に塗装すると、乾燥不良で塗膜が剥がれる原因になります。
また、各工程で適切な乾燥時間を確保しないとトラブルの元になることも。
プロは天候の読みも含めてスケジュールを調整しますが、DIYでは難しいポイントです。
6. 保証がなく、失敗しても自己責任
プロの業者に依頼すれば、施工後の保証やアフターフォローがあります。
しかし、DIYではすべてが自己責任。
失敗しても直してくれる人はいませんし、やり直しで結果的に費用が高くなることもあります。
7. 近隣トラブルを招く可能性も
塗料の飛散や臭いによって、近隣住民とトラブルになるケースも少なくありません。
プロは養生や飛散防止対策を徹底しますが、DIYでは対応しきれず、ご近所トラブルの原因になる可能性もあります。
8. 雨漏り・構造劣化のリスク
塗装が不十分だと、防水効果が失われて雨漏りの原因となる可能性もあります。
屋根裏や構造部分まで水が侵入すれば、木材の腐食やシロアリ被害など住宅全体に深刻な影響を与えることにもなりかねません。
まとめ
DIYで屋根塗装を行うことには、大きなリスクが伴います。
費用を抑えたい気持ちは分かりますが、安全性・耐久性・仕上がり・保証を考えると、専門業者に依頼したほうが結果的にコストパフォーマンスが良いケースが多いです。
屋根は家を守る「最前線」。そのメンテナンスは、経験と知識を持つプロに任せましょう。
リペインターズでは屋根塗装のご依頼も承っております。
屋根のお悩みはお気軽にご相談ください!