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適切な膜厚に仕上げる職人技!DIY施工では建物の寿命を縮ませるかも?

2021/12/10

適切な膜厚に仕上げる職人技!DIY施工では建物の寿命を縮ませるかも?

建物や塀などが部分的に汚れたり、塗料が剥げてしまっている箇所は気になりますし、出来れば早めに対処したいところですよね。
手っ取り早く、自分で刷毛とペンキを用意して塗る方が安上りですし、施工までの時間もかからないかもしれません。
それに、ペンキを塗るだけなら自分にもできそうに感じてしまいます。

もしかしたらその判断、危険かもしれません!
今回は、DIYでは真似できない職人の塗装技術についてをご紹介させていただきます。

この記事のライターである高橋は、京都市山科区を中心に現役で活躍する塗装職人で、塗装店『リペインターズ』の代表を勤めております。
塗装工事の中で培った塗装の知識をお客様にお伝えし、理想の工事ができますようお手伝いをさせていただきます。

いくら施工面積が小さな箇所だからと言っても、DIYで施工するのは危険な場合もあり、建物の寿命も縮めてしまう事態になりかねません。
全ての建物には適切な工事がある旨をご理解いただきたいと思います。

塗装のDIY施工が危険な可能性

塗装の刷毛は絵筆と同じように扱えばそこまで難しくないと考える方も多いかと思われます。
簡単そうに見えても色々な落とし穴があるのです。

素人の施工では失敗する

手先が器用でモノ作りが得意な方は特に自分で塗装も挑戦される方が多いように感じます。
職人でも難しい現場がある中で、あまり塗装の経験が豊富でない素人が手を出すと仕上がりが残念なことに。
特に、DIYでは見た目ばかりを重視して、塗料の性能を引き出そうと考える人は少ないように思えます。
液だれや、かすれ、塗り残しがあればその部分の素地まで傷つけてしまう事にもなりますので十分な注意が必要なのです。

短期間で塗膜の剥離が起こる

経年劣化で塗膜が剥離する過程として、チョーキングを起こす、ひび割れを起こす、亀裂が生じる、剥離するという順で徐々に悪化していきます。
しかし、塗装工事の不備などから、塗装後に短期間で塗膜がペリペリ剥がれてしまう事もあるのです。
下地処理をしっかり施している職人ならまずありませんが、古い塗膜に上からいきなり塗料を塗るとまず間違いなく短期間で剥離します。
場合によってはその後塗装業者に依頼することになり、かえって工事費用も高くつく場合もあるのです。

ケガや塗料の飛散で思わぬトラブルに

塗装の箇所にもよりますが、高い場所や狭い場所などでの作業があると無理な体勢になり、ケガをしてしまう事もあります。
特に高所の作業では、DIYで足場を設置する方はまずいないので、一歩間違えると取り返しのつかないほどの大けがをするかもしれません。
また、職人は塗料が飛び散ってお客様にご迷惑が掛からないように塗装箇所以外の部分はしっかりと養生しますが、DIYで養生がいい加減だと車や植木、ご近所の敷地を汚すなどの事故が発生しトラブルの原因にもつながります。

塗装職人の職人技とは

DIYでは真似できない、職人の塗装技術のポイントをご紹介いたします。

劣化具合の把握

塗装職人は工事に入る前に必ず施主様の立ち合いの元、現場調査を行います。
これは、お客様のがお困りの箇所の把握と、建物全体の診断も兼ねているのです。
たとえ補修希望の箇所が小さくても、全体で見たときに近々不具合が起こりそうな部分を見つけた場合は、その旨をアドバイスします。
様々な建物を見てきた職人だからことわかる、塗装の知識と『職人の勘』がないと見抜けない事もあります。
外壁を触り、チョーキングの程度を見て何年以内に塗装が必要か言い当てる職人もおります。

丁寧な下地処理

塗装工事はいきなり刷毛を握るとことから始まるわけではありません。
塗装箇所をしっかりと洗浄し、目地にあるコーキングが傷んでいる場合はそこから水の浸入を許しコンクリートもボロボロになってしまうので、コーキングの打ち直しもしっかり行います。
関係のない部分に塗料が付着しないように養生したら、素地に塗料がしっかりと密着するよう下塗り材を塗っていきます。
この工程がないと塗料は素地になじむことなく、短期間で剥がれ落ちてしまうこともあるのです。
刷毛でペタペタ塗るだけではなく、完成後には見えない下地の時点で細やかな作業を行っているのです。

均等に塗布

各塗料には最適な塗布回数が定められており、その回数に従って適量を塗ることで塗料がもつ性能を発揮するのです。
塗料にも防塵性や防水性に優れている物、遮熱、紫外線による劣化スピードが遅い物など様々な性能を持つ物があります。
しかし、メーカーが定めた推奨濃度と塗布回数を守らないとひび割れや劣化を引き起こし、優れた性能も十分に発揮されない事態に陥るのです。
塗布回数ばかりではなく、塗料を均等に塗っていく職人技も非常に重要で、仕上がりの塗膜の厚さ『膜厚』が均等であることが塗料の性能を発揮する一番のポイントなのです。
膜厚が薄過ぎても、厚過ぎても素地に悪影響を与える可能性があり、完工後にも塗装技術が問われる点でもあります。

DIYでもOKな塗装工事も

人が中に入れる建物は、どんなに小さな規模の工事でも塗装職人に相談することを強くオススメ致します。
それは、塗装の不備により生じた素地への悪影響が建材にも悪さをし、最悪の場合雨漏りやシロアリ、カビなどを誘発する恐れがあるからです。

しかし、塀や犬小屋のような人間が中に入ったり、乗ったりしない物であればDIYでも十分かっこよく塗装できると思います。
今では、Youtubeなどでも塗装の手順を紹介する動画もありますので、家族や仲間と楽しんで塗装ができるならそれはそれで良いことです。

DIYが失敗して塗装した建物や物が壊れた時、使う人に影響があるか否かを判断基準にすると答えは見つかりやすいかもしれませんね。

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