年々増え続ける空き家問題!他人事ではありません。
2023/11/06
今日は最近、社会問題化しつつある空き家問題について触れてみたいと思います
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空き家問題は他人事ではないかもしれない!
内閣府が発表では、現在65歳以上の人口が3.621万人で日本の総人口に占める割合が28.9%と、約3割にも達するそうです。
今後も増加傾向は顕著に推移していき、その予備軍たる50歳以上も含めると来年の2023年で半分の50%に達するらしいですね。
大変な事です!
この人口推移に伴い全国で空き家が急増しているのです。
田舎の空き家物件
遠方にふるさとがある人は大変です。
もし限界集落的になったら放置しておくしかないでしょうし、解決しようと思うなら早目に処分を検討するべきでしょう。
その際は、納得のいかない価格でも決断された方が良い場合もあります。
知り合いの不動産屋がボヤいていましたが、売るのに困る物件はいっぱいあるらしいのです。
売れる時に売っておいた方が良いという事でしょうか・・・。
誰か住む予定のない物件は売るなどの処分も選択肢に入れておくべきという事でしょう。
都心部の空き家物件
地方なら家と家の間隔が広いので、放置していても隣近所の苦情も幾分マシではないかと思いますが、都心部では何かと問題になりがちだと思います。
最近では空き家の管理サービス等もあり、割安な管理料で引き受けてくれるところもあると聞きます。
空き家を自分で管理するなら
持ち主様で管理するなら、時々窓を開けて空気を循環させるとか、封水が切れない様トイレや水道の蛇口を捻って水を出しておきましょう。
もったいなくて閉栓してしまったら、ペットボトルで水を持って行き洗面台やキッチンに注ぎ込んでおくのも一つの手です。
夏場なら直ぐ水が干上がってしまって異臭がしてくるので、サランラップを排水トラップに貼っておくのも有効だと思います。
空き家のままで放置した場合の注意点
いざ、実家が空き家になってしまった場合、皆さんはどうされますか?
空き家となった実家を相続しても、実家が遠方だとなかなか足を運ぶこともできません。
市街地から離れた地域や田舎に所在する空き家は、売れ残ってしまうことが多くあります。
すぐに売ることもできず、もしそのまま放置をしていたら、大きな問題に発展する可能性があります。
・建物の劣化が進行する
空き家で最も多い問題が劣化の進行です。
人が住んでいない家はみるみる劣化が進行していきます。
人が家で生活していれば、窓やドアを開けたり、換気扇を回すなどさまざまな場所で換気が行われます。人が部屋で活動しているだけでも動きによって対流が起こり、空気の流れが生じます。
一方空き家の場合は、人が入れないように窓やドアを閉め切ってしまいます。こうなると室内の空気が全く流動しなくなり、梅雨時期などには湿気が家の中にこもりやすく、カビも繁殖しやすくなります。特に木造住宅では、カビや湿気は木を腐らせてしまう原因になりますので、換気ができない場合には劣化する速度がとても早くなるのです。
・雑草まみれになる
義務でもある雑草対策を怠ると、みるみる雑草が生い茂るようになります。
景観の悪化によって近所の方に不快感を与えてしまうだけでなく、雑草を放置すると害虫の棲み家になってしまうおそれがあります。空き地だけにとどまらず、近隣へも被害が及んでしまいます。
・最悪の場合過料(罰金)が課せられることがある
これは、空き家対策措置法が施行されたことにより「放置したままだと悪影響がある」と地方自治体が認定した空き家は「特定空家」に指定されることになりました。
特定空家に指定されると、所有者に対して改善命令が出されることもあり、これを無視すると50万円以下の過料が課せられます。
・固定資産税の支払い
勿論、空き家を相続すると、たとえ自分が住んでいなくても、放置をしていようとも固定資産税が課せられます。
まとめ
色々と問題の多い空き家問題ですが、まずは、空き家を健全な状態で維持するための対策を立てることから始めましょう。
空き家の相続手続きや管理方法についても、事前に学んでおくことが重要です。
将来的に空き家に住むとか有効活用する予定がなければ、空き家を早期に売却されるか、そうでない無いなら屋根の状態を時々確認されることをおすすめします。
日本家屋の場合、屋根さえ落ちてなければ家として存続していきます。
私も高橋代表と同行して空き家の中に立ち入る事がありますが、少数ですが屋根落ちの物件に出くわします。
酷い物件になると、家の形をしていない瓦礫の山状態で、年月が経ってそうなってしまったと予想がつきます。
平成になってから瓦屋根を排しスレート屋根が増えてきたので、これから先の空き家は屋根から水が廻りそのうち落ちて倒壊する比率が高まるのではないでしょうか?
ウェルビーホームでは屋根の点検も実施しております。
もしも、所有する空き家で2階部分の天井に雨染みが発生しているのを発見したり、台風後に何か気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。
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