雨の季節の塗装工事 注意点・メリット・デメリットを徹底解説
2025/04/18
外壁塗装は住まいの美観を保ち、劣化を防ぐために欠かせないメンテナンスですが、施工時期によって仕上がりや工期に大きな差が出ます。
中でも、梅雨をはじめとする「雨の多い季節」に塗装を検討する際は、特に注意が必要です。
この記事では、雨の季節に外壁塗装をする際の注意事項、メリット、デメリットについて詳しく解説します。
Contents
雨の季節に塗装はしていいの?
結論から言えば、雨の季節でも外壁塗装は可能です。
ただし、気をつけるべき点が多く、業者の施工管理能力が結果を大きく左右します。
つまり、「できるが、注意しないと失敗するリスクが高まる」と言えるでしょう。
雨の季節における外壁塗装の注意事項
1. 天候チェックは必須
雨が降ると塗料が乾かず、表面に水分が混じってしまい、仕上がりが悪くなる原因になります。
そのため、施工中は天気予報をこまめに確認し、雨を避けるように計画する必要があります。
また、雨が降った翌日でも、外壁が濡れていると塗装ができません。
完全に乾いた状態で塗装することが基本です。
2. 湿度が高い日は避ける
一般的に、湿度が85%を超えると塗料の乾燥が遅れ、硬化不良を起こすことがあります。
これは将来的な塗膜の剥がれ・浮き・ひび割れの原因となるため、湿度の管理も非常に重要です。
3. 工期が長引く前提で考える
雨の影響で作業が中断される日が増えるため、工期が予定よりも延びる可能性が高いです。
足場や養生シートが長期間張られたままだと、住んでいる方にとってもストレスになるため、予め余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
雨の季節に塗装するメリット
1. 業者の予約が取りやすい
雨の季節は外壁塗装を避ける人が多いため、比較的予約が取りやすくなる傾向があります。
人気のある業者でも空きがあることが多く、柔軟にスケジュールを調整しやすい点が大きなメリットです。
2. 値引きやキャンペーンの可能性
業者によっては、閑散期に集客のため割引キャンペーンを実施することもあります。
タイミングが良ければ、通常よりもお得に塗装工事を依頼できるかもしれません。
雨の季節に塗装するデメリット
1. 工期の遅延
最も大きなデメリットは、天候によって作業が止まるため、完了までに時間がかかることです。
予定していた引き渡し日が延びると、生活面への影響が出る可能性もあります。
2. 施工不良のリスク
湿度や雨による水分が原因で、塗膜がうまく密着しないことがあります。
これが数年後の剥がれや変色、膨れなどの施工不良につながる可能性があります。
特に下地処理が不十分なまま塗装した場合は要注意です。
3. カビや藻のリスクが高まる
高湿度の環境が続くと、養生シートの内側や外壁の細かい部分にカビや藻が繁殖しやすくなります。とくに雨の当たらない北面などでは、下地に水分が残っている状態で塗装してしまうと、内部から劣化が始まることもあります。
4. 塗料の性能が発揮されにくい
雨や湿気の多い環境下では、塗料が本来持つ性能(耐久性、防水性、密着力など)が正しく発揮されないリスクがあります。特に下塗りや中塗りの乾燥が不十分だと、上塗りとの層間密着が悪くなり、塗膜の寿命が短くなってしまいます。
まとめ
以上のことを踏まえ、梅雨時に外壁塗装をする際のポイントは下記のようになります!
まず業者選美は、雨天時の施工管理実績があるか、施工後の保証が充実しているかを確認しましょう。
塗料は湿度に強い塗料(ラジカル制御型、シリコン系など)を選ぶと安心です。
「雨天時は作業を中止する」「工期延長分は追加料金が発生しない」など、契約を交わす前に確認し、余裕を持ったスケジュール設定をして予備日を見込んでおくことが大切です!
雨の季節に外壁塗装を行うことは不可能ではありませんが、湿度や天候によるリスクをきちんと理解し、信頼できる業者に依頼することが成功のカギです。
確実な品質を求めるのであれば、梅雨明け以降や秋の乾燥した季節を待つのが理想です。しかし、予算やタイミングによっては梅雨時の施工も選択肢に入るでしょう。
重要なのは、「雨でも無理に塗らない」業者を選ぶことです。契約前にきちんと施工方針や保証内容を確認し、納得のいく形で工事を進めるようにしましょう。
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