錆止め塗料の必要性について
2023/11/02
こんにちは、京都の外壁塗装専門店、リペインターズの広報担当です。
住宅には様々な鉄が使用されており、経年劣化によって錆が出てきます。
錆がすると見た目が悪くなるだけでなく、鉄の耐久性が低下してしまいます。
錆の防止には錆止め塗料が有効です。
今回は、錆の種類や錆止め塗料の種類や特徴についてご紹介いたします。
Contents
【サビについて】
☆サビの種類
・赤さび
鉄が空気や水に触れ、表面が酸化する事で発生する現象を赤サビといいます。
油が切れた自転車のチェーンが顕著な例で、放置しておくと金属を劣化させボロボロにしていきます。
・青さび
銅や真鍮などの金属が水分や塩分と反応する事で発生します。
つまり鉄と同じように酸化するわけですが、表面に被膜を自然に形成し腐食しサビが進行していくのを抑制します。
別名:緑青(ろくしょう)と呼ばれています。
・黒さび
人工的に鉄に高温を加え冷ますと発生する現象です。
真っ赤になるまで熱を加えた状態から常温になりますと鉄の表面が黒く変色します。
これが黒さびで、鉄の表面が黒くなる事で被膜を形成して赤サビの発生を抑えます。
・白さび
ステンレスやアルミ表面に発生する白い粒粒の点状に発生します。
これも腐食から金属を守る為に作用しますので、ろくしょう同様、良性のサビと言えます。
但し、見た目的にはよろしくありません。
【さび止め塗料】
錆止め塗料を塗布することで、錆の発生を抑制します。
すでに発生している錆の進行を止めることはできないため、鉄部に塗装する際にはケレン作業にて錆をしっかりと落とすことが重要です。
☆さび止め塗料の種類
・エポキシ樹脂さび止め塗料
エポキシ樹脂は、非常に強固で耐久性があり、化学的に安定した性質を持つため、金属表面を保護するのに適しています。
優れた耐水性や耐溶剤性、耐腐食性にも優れておりますので密着性が高いのが特徴です。金属の表面に強固に密着し、しっかりと覆うことで金属が酸素、水分へ触れることを防ぎますす。
長期間にわたって効果が持続し、さらに天候条件や外部環境の影響を受けにくいため屋外での使用にも適しています。
・油性系(1種)さび止め塗料
油性系の錆止め塗料は、油性樹脂を主成分とした錆止め塗料です。厚い塗膜を形成するため密着性や防錆性に優れています。
塗膜が厚い分耐久性がありますが、その分乾燥に時間がかかります。
施工に時間がかかるため最近ではあまり使用されていません。
・合成樹脂系(2種)さび止め塗料
合成樹脂系の錆止め塗料は、油性系に分類されます。
速乾性があり、接着性や耐食性に優れ、紫外線に強いという特徴があります。しかし防錆性能は油性系に劣ります。
・錆転換剤塗料
赤さびをケレン作業により除去した後に、腐食個所に塗布する事で化学反応を起こし、表面に酸化膜を強制的に形成する事出来る塗料です。
鉄が酸素や水に触れることでできる赤さびを科学的に黒さびに変化させます。変化した表面は安定しているため錆びの進行が止まります。錆転換剤を塗布した上から通常の塗料やプライマーを塗布することも可能。
・サビ面素地調整補助剤
ケレン作業で除去作業を施工しても塗布する場所が歪む形状などで、完全に素地調整出来ない場合に使用します。
サビの残存している個所に塗布する事で含有するイオントラップ効果により無害化する効果があります。
おすすめの錆止め塗料
リペインターズでよく使用している、おすすめの錆止め塗料についてご紹介します。
金属屋根や、門扉など鉄分の下塗りとして弊社がよく使用しているのが日本ペイントの「1液性ハイポンファインデクロ」です。
▷日本ペイント「1液性ハイポンファインデクロ」公式サイト
「1液性ハイポンファインデクロ」はエポキシ樹脂系の錆止め塗料で密着力が高く、高い防錆力をもちます。
また1液タイプなので硬化剤と混ぜる必要がないため作業性が高く、鉄やアルミニウム、ステンレスなど様々な下地に使用できるのも魅力です。
色にはグレー、赤さび色、クリーム、ホワイト、黒さび色の5色があります。
【まとめ】
今回はサビの種類とサビ止め塗料の性能やおすすめ錆止め塗料についてご紹介いたしました。
鉄部に関しましては、定期的なメンテナンスとしての塗装がとても重要です。
サビの進行状態が酷くなって来ますと、塗布面自体が荒れて来まして、穴あきや欠落が生じてきます。そこにいくら高性能な塗料を使用しても失われてしまった状態を取り戻す事は出来ませんので早目の対処が最善です。
鉄部面を手で触ってみて粉が着くチョーキング現象が起こりましたら塗装のサインです。
定期的な塗装が鉄部を錆から守り、美観と耐久性を保持することができます。
京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
塗装に関しては経験豊かな職人が在籍しておりますので、お任せください!
山科区以外の地域からのお問合せも大歓迎なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。