冬の塗装の落とし穴!艶ボケについて徹底解説!
2024/10/21
こんにちは。
リペインターズの広報担当です。
今回は冬の塗装の落とし穴「艶ボケ」についてご案内いたします。
「艶ボケ」とは?
艶ボケとは、本来艶のある仕上がりになるはずの塗膜が、艶感の失われた仕上がりになってしまうことを言います。
「白ぼけ」や「ぼける」と表現する事もあります。
期待していた仕上がりよりもマットな印象になってしまい、クレームの原因にもなる施工不良の一種です。
艶ボケが起こるとどんな不具合が?
艶のある塗料は、汚れにくい性質があります。
また、適切な塗膜が作られればメーカーの謳っている耐久性も十分あるのですが、艶ボケの状態は適切とは言えない状態です。
本来艶のある塗膜の表面は、顕微鏡レベルに拡大して見ても滑らかですが、艶が失われた艶ボケ塗膜は水分によって表面が荒らされているため艶を失っている状態で、本来の耐久性や汚れにくさを発揮しない可能性が高いのです。
よって、艶ボケしたままの仕上がりで放置すると、予定よりも早い時期に塗膜が傷むことにもなります。
直ぐに何か重大な被害が無いだけに中々気づけない、もしかしたら、気づかずに次の工事を検討する事にもなるかもしれません。
艶ボケの原因とは
艶ボケする大きな原因は、塗料が乾く前に湿気にあたってしまう事です。
特に冬季の屋根塗装工事で、塗布作業の終わりが夕方近くなると乾く前に霜が降りてしまい、乾燥する前の塗面に湿気を帯びてしまいます。
そうなると、乾いた塗膜につやが失われ、艶ボケの状態で仕上がってしまうのです。
塗布後の雨も要注意!
冬季にあまりありませんが、通り雨などで塗れてしまっても同じように艶ボケの恐れがありますので、天気は常に気にかけておく必要があるのです。
艶ボケの防止
艶ボケを防ぐには、兎に角乾燥時間をしっかり確保する事です。
湿気を避けて塗膜をしっかり作り上げます。
特に冬季は日の出ている間にテキパキと塗装作業を終わらせてしまうことが重要になってきます。
乾燥して強固な塗膜が作らた後なら、湿気に晒されても艶ボケすることはありません。
艶ボケしてしまった時の対処法
残念ながらすでに艶ボケしてしまった乾燥した塗膜を直すことは出来ないので、さらに上からもう一層塗り重ねるしか手はありません。
余分な塗料も、時間もかかるので、職人にとっては艶ボケは冬の最大の問題です。
工事日数が伸びればそれだけお客様にもご迷惑が掛かりますので、避けられるように毎年最大限努力しています。
まとめ
特に冬の屋根工事に注意が必要な艶ボケ現象。
冬は乾燥にも時間がかかるので綿密な工事のスケジュールを立てて施工します。
乾く前の塗膜に湿気は厳禁!
勿論リペインターズでは、そのような事態を回避するために天気予報を頻繁に確認しながら迅速丁寧に作業にあたっています。
また、万が一艶ボケが起こってしまったとしても、包み隠さずに施主様にご報告し、柔軟に誠実に対応させて頂きますので、ご安心ください。
冬の塗装もリペインターズにお任せください!