冬の雨漏りの原因について徹底解説!
2025/01/06
雨漏りと聞くと、梅雨や夏場の雨、台風の被害を想像される方も多いかと思います。
しかし、冬でも雨漏りの原因となる落とし穴があるのです。
冬の雨漏りの原因
京都市内では毎日毎日雪が降り続く年はここ最近はめったになくなりましたが、雪や氷が原因となる雨漏りは意外と多いので油断は禁物です。
雨や雪による雨漏りについてご紹介いたします。
すが漏り
「すが漏り」と呼ばれる雨漏りですが、「すが」とは、東北地方の言葉で「氷」という意味です。
日光や室内の暖かさが屋根に伝わって雪や氷が溶け、その排水が軒に行くにつれて冷えて凍り、本来の排水経路をせき止めてしまうのです。
行き場を無くした排水が室内に染み出て雨漏りとなります。
雨樋の破損
雪や氷は水と異なり流動性が著しく低くなるため、その場に堆積します。
積もった雪や氷の上に更に雪が降り積もったり、凍ったりすると大きな塊となって留まる事になり場合によっては数日間そのままの状態になる事もあります。
それが屋根の上だと、大雪が降る地域ではどんなことになるか想像に難くないでしょう。
積雪量が少なくても、樋に雪や氷が溜まってしまうと破損の原因にもなります。
水は凍ると体積が大きくなり、アルミ等の柔らかい素材を変形させてしまうこともあるので要注意です。
雪や氷による詰りや変形によって、樋が本来の機能を果たせなくなってしまっては、排水できなかった水が溢れたり、本来流れるべきではない箇所に流れ込んで、被害の原因にもなるのです。
凍害による破損
凍害とは、読んで字のごとく凍ることで発生する被害です。
屋根にキズがつくと、そこから水が内部に染み込みます。
水は凍ると体積が大きくなり、元々のキズを押し広げてさらに大きな傷になり塗装の剥離や大きなクラックに繋がります。
これは、屋根材だけではなく、サイディングにも言えることで、外壁からの雨漏りの原因にもなるのです。
まとめ
雨漏りの原因は必ずしも雨だけではなく、雪や氷による場合もあります。
凍結による被害は音もなくゆっくりと進行するので、気づいた時にはすでに雨漏りが発生してしまっている可能性もあるのです。
冬の天気にも十分注意が必要です。
雪が降ったり、路面が凍結するような日は屋根や外壁を気にかけてみてください。
もし少しでもご不安な事がございましたら、リペインターズにご相談下さい。
しっかり点検させて頂きます。
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