大阪府枚方市にてタイル調外壁サイディングのコーキング打ち替え〈O様邸外壁塗装・屋根塗装〉
2023/04/24
こんにちはリペインターズの広報担当です。
大阪府枚方市のO様邸の塗装工事現場の様子をご紹介しております。
前回は、屋根の下塗りまで終了しています。
★前回の様子はこちら
今回は外壁のタイル模様サイディングの、コーキング工事を行います。
Contents
タイル調外壁サイディングのコーキング打ち替え
既存コーキングの不備
以前のブログでもご紹介しましたが、この建物は築年数14年にしてはサイディング壁に打設されたコーキング材の劣化が著しく進んでいます。
コーキング材はサイディング壁の繋ぎ目で、ある程度の柔らかさを保ち、継ぎ目間で粘り詰め物の役目を果たす事で雨水の侵入を防いでいます。
打ち換える前提ですので、既存のコーキング材を取り出してみましたところ、柔らかな指で押せば跳ね返る感触はありません。
折り曲げて見たところ簡単にポキッと切れてしまいます。
こうなる理由は前業者のコーキング材に硬化剤混入辞典で何か不具合があったかと思われます。
このままでは雨水が壁面に侵入して躯体を痛めてしまうので外壁のコーキング材をすべて撤去し新たに打ち直していきます。
使用するコーキング剤
今回新たに打ち直すコーキング剤はオート化学工業の【オートンエクシード】です。
新開発LSポリマーの含有により、経年とともに流出する一般的なコーキング剤に含まれる可塑剤(柔軟性を持たせる材料)が配合されていません。
そのおかげで経年劣化による硬質化を防ぎ、効果が続く期間は30年という飛びぬけて優秀なコーキング剤です。
切り取り作業
コーキングの打ち替え作業の前段階は劣化した旧既存コーキング剤の撤去から始めていきます。
既存コーキングにカッターで切り込みを入れて、先の細いラジオペンチを使い取り出していきます。
協力業者のコーキング屋さんに担当していただいていますが、午前中が2人午後からもう一人加わり合計3人の作業で、2階建ての家のサイディング壁全域のコーキング切り取り作業はほぼ一日を有します。
切り取りましたコーキング剤を集めましたら、長さが300メートル近くありました。
バックアップ材
旧既存コーキング剤を撤去してみるとサイディング壁繋ぎ目の隙間に青く光るバックアップ材が見えます。
新築時に充填されたものですが、壁面内部に入っていたので状態も良くまだ使えるのでこちらは取り出さず、このまま再使用します。
バックアップ材も取り出して交換となると費用高になるので、コスト面を考えています。
マスキングテープ貼り
コーキング剤の撤去作業が終わりましたら、次は下地がむき出しになったサイディング壁繋ぎ目にマスキングテープを貼り付けて養生していきます。
新たなコーキング剤を充填する時に、余分なコーキングが壁面に付かないよう養生で防ぐ為です。
コーキング剤を打設したら取り外してしまうので、作業性を考えて適度な長さで繋ぎ目に貼り付けていきます。
貼り付けたテープの端は後から剝がしやすいように貼り付けの流れから外して取り付けておきます。
コーキングの打ち替え
プライマーの塗りつけ
新たなコーキング剤をサイディング壁繋ぎ目に打設した際にしっかりと引っ付いて、簡単に剥がれないようにする為に接着剤の役目を果たすのがプライマーです。
これを刷毛でサイディング壁繋ぎ目に塗りつけていきます。
塗りムラの無いようにしっかり施工します。
プライマー自体は手の平に乗るほどの小さな容器の中に入っており、あまり保存が効きません。
容器を開けて空気に触れただけでも、プライマー機能が劣化により損なわれていきます。
コーキング屋さんが言うには、塗布作業終了後にプライマーが残っても封を開けた物は惜しまず処分されているそうです。
前回の半端を使って施工不良が起こってはいけないので、賢明な判断です。
コーキングの色味
今回コーキング剤の色合いは三色用意しています。
何故かと言いますと、サイディング壁の色調が場所によって異なっているためです。
外壁のほとんどがタイル壁調のサイディング壁で覆われておりますが、二階ベランダ部分外壁が濃いグレーのサイディングがアクセントとして施工されています。
もう一つ玄関入口付近がモザイク調のタイル壁調のサイディングですので、それぞれの部分の色調に合わせてコーキング剤の色合いを合わせていきました。
コーキング剤の打設
プライマー処理も終わりましたので、いよいよコーキングの打設に移行します!
まずは外壁で一番面積の多い色調(タイル壁模様)から進めましょう。
用意するコーキング材も面積に合わして、この部分は6リットル入りのペール缶を用意しました。
コーキングガンを用意しましてペール缶より吸い上げていきます。
しっかり充填しましたら足場に持ってあがりサイディング繋ぎ目に充填します。
三人で分担を決めて、作業を進めて、その後途中から4種類のヘラを使い打設した直後のコーキング剤をヘラで持って平滑に慣らしていきます。
コーキング屋さんに聞きますと、通称バッカーと言う道具らしく、コーキング屋さんが材料を買って自前で制作しているらしいです。
少しでも作業性が良くなるように創意工夫されているのでしょうね!
夕方近くになって外壁のタイル壁模様のサイディング壁コーキング打設は終了しました。
次回からはベランダ部分と玄関付近の作業に取り掛かります。
本日はこの辺りで失礼します。
最後までお付き合いありがとうございました。
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