外壁塗装の「吹き付け」とは?種類やメリット・デメリットを解説
2023/11/17
「外壁塗装について調べていると「吹き付け塗装」という工法が出てきたけどなんだろう?」「普通の塗装と何が違うの?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
今回は、外壁塗装における塗装工法のひとつ「吹き付け塗装」について解説していきます。
Contents
吹き付け塗装とは?
吹き付け塗装とは、主にモルタル壁に用いられる外壁塗装工法です。
エアースプレーも用い塗料を霧状に噴出し、壁面に吹き付けて塗装する工法です。
ローラー刷毛では出せない、凹凸を付けた独特の塗り肌を実現出来ます。
代表的な仕上げ
リシン吹き付け
リシン吹き付けは、モルタル外壁の塗装に使用される一つの方法です。この方法では、樹脂やセメントなどの上塗りの塗装材に小さな石や砂などの骨材を混ぜ、スプレーガンで吹き付けて塗装を行います。このため、表面に細かい凹凸が生じ、触るとザラザラとした感触があります。リシン吹き付けを施した外壁は、落ち着いた外観を持つことが特徴で、和風の家屋との相性も良いです。
混ぜる骨材の大きさや石の種類を変える事により模様が変わるので建物の雰囲気を好みの仕上がりに持っていく事が出来ます。
吹き付けタイル仕上げ
外壁の吹き付けタイル仕上げは、外壁の表面に複層仕上げ塗材という塗料を吹き付ける方法です。別名ボンタイルとも言われ、ウレタン系樹脂やシリコン樹脂、フッ素樹脂が代表的な成分です。
塗料の種類によって耐用年数や相場が違います。
ローラーやコテを使用するか、コンプレッサーで吹き付けることで仕上げます。この仕上げは「タイル」という言葉が含まれていますが、実際には外壁にタイルを取り付けるわけではありません。吹き付けタイル仕上げを施した外壁は、硬質で艶のある外観が特徴です。
艶の有る滑らかな塗り肌が実現出来ます。
スタッコ仕上げ
リシン仕上げの厚塗りバージョンです。
水、セメント、砂、石灰、を混ぜ合わせた塗料を使用し吹き付け塗装の中でも塗膜が分厚く塗る為、耐久性があります。
リシンより凹凸が大きく、塗膜は指で押すと痕が残るほど柔らかです。
吹き付け塗装のメリット
独特の凸凹した塗り肌を仕上げる事が出来ます。
ローラー刷毛でも砂骨ローラーなどの網目状になったローラーを使えば、ある程度の凸凹模様が着きますが、吹き付けのようにまで立体感ある凸凹までは行きません。
それと施工にかかる時間がローラー塗装に比べて圧倒的に短期間で済みます。
その為、職人の人工代が抑えられる利点があります。
吹き付け塗装のデメリット
吹き付けるだけあって、塗装する必要の無い所まで塗料が飛散する可能性が高いです。
事前の養生に関しては慎重に塗料が及んではいけない所を覆い隠しておきます。
となりの家とのスペースが限られていて、あまりにも接近していると隣家にも養生の必要性が発生します。
また、作業時にエアーコンプレッサーの音が常時、鳴り響くので事前の近隣への呼びかけ準備をしっかりと行って置く事が大切です。
現代ではサイディング壁の普及により、モルタル壁が減少しております。
それと比例して、吹き付け塗装が施工出来る職人が減ってきています。
まとめ
ローラー刷毛では実現出来ない塗り肌が完成する為、デザイン性を重視するお客様には向いているのではないでしょうか。
細かな石粒を混ぜた塗料を使えば、和風の家屋にピッタリとマッチし高級感を醸し出してくれます。
凹凸の有る塗り肌は、下地の粗さを覆い隠してくれます。
壁面のコーキング処理したクラック痕なども目立たなくすることができます。
塗り進めて行くスピードが早いので工期を短種することができます。
施工面積の大きな家屋には、有効な施工方法だと言えます。
リペインターズは京都市山科区を拠点に活躍する塗装店です。
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