京都市西京区にてコーキング工事 〈Y様邸・外壁・屋根塗装〉
2024/07/17
こんにちは。リペインターズの広報担当です。
西京区の外壁・屋根塗装の現場の続きをご紹介してまいります。
今回はお客様が塗装工事を検討されるに至った理由の1つ、劣化してしまったコーキングの補修の様子です。
施工前のコーキングは、所々ひび割れや剥離してしまっている箇所が目立ち、防水機能を果たしていない状態でした。
このまま放置は確実に雨漏りに繋がりますのでしっかり新しいコーキングを打ち直していきます。
コーキングについて
少しだけコーキングについてご案内を致します。
コーキングの目地や建具などの建物に生じる隙間を埋める為の作業です。
水やほこり、細かいゴミやシロアリなどの侵入を妨げる事は勿論、遮熱効果や断熱効果も発揮する物なので、建物にとっては無くてはならない存在です。
新築時などはよほど細かく注文しない限りスタンダードクラスのコーキングを打設するため、その耐久性は約10年程となります。
塗装は15年もったとしても、隙間を守るコーキングが10年で機能しなくなってしまっては無意味になってしまいます。
コーキング材の弾力のあるゴムの様な材質を形成するために加えられる可塑剤(かそざい)が、紫外線や雨風などの影響を受けて表面に流出し、外壁塗装の塗料の成分と反応して変色したり表面がべたついたりして汚れてしまう状態をブリード現象と呼びます。
可塑剤が流出し、弾力の失われたコーキング材は紫外線などの影響でひび割れ、最終的には剥離を起こします。
そうなる前に新たにコーキングを打ち替える必要があるのです。
打ち直し作業の様子
掃除
既存のコーキングは残ったままでは新しい打設ができません。
劣化したコーキングを撤去し、目地や隙間にゴミが無い状態まで掃除します。
養生
コーキングを打つ箇所の周囲をマスキングテープで囲んでいきます。
この作業が仕上がりの美しさを左右するので慎重に。
余談ですが、コーキングを剥がすタイミングは早すぎるとコーキングが固まっておらず糸を引き、遅すぎると固まり過ぎて剥がしにくくなる為、見極めが大切になってきます。
プライマー
コーキング材をサイディングに密着させるためには、コーキング材を充填する前にプライマーを塗布します。
今回使用するのはプレミアムSSシーラープライマー。
外壁塗装の下塗りにも使用したプライマーです。
充填
養生した部分に均等に打設していきます。
窓やサッシの周囲や、サイディングの目地。
新しく打ち直されたコーキングは真っ白で目を引きます。
写真の場面はまだ外壁塗装が終わっていないタイミングでしたので、余計鮮明に感じます。
オートンエクシードについて
今回使用したコーキング材のオートンイクシードは、スタンダードタイプのコーキング材とは異なり、実証実験で約30年の防水効果を認められています。
前述した可塑剤(かそざい)を含まず、それに代わって新素材の特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合しており、ブリード現象が発生しない高耐久のコーキング材です。
スタンダードタイプに比べると効果ではありますが、打ち直しの回数の事を考えると長い目で見てコスパの良いコーキング材といえます。
まとめ
建物の隙間を雨風などから守るコーキングは意外にもろい素材です。
塗装と同じ周期で打ち替えができるよう、塗装のタイミングで耐久性の高いコーキング材を選ばれることをオススメ致します。
リペインターズではオートンイクシードをはじめ、様々な用途に適したコーキング材を取り扱っております。
防水に特化している物、コスパに優れている物など、ご状況やご事情に合わせてお気軽にご相談ください。
お客様と建物に最適なご提案をさせて頂きます。