京都市山科区 RC造の屋上陸屋根塗装
2023/06/20
京都市山科区 RC造の屋上陸屋根塗装 工事の概要
現場住所 | 京都市山科区 |
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施工内容 | 陸屋根の防水工事 |
施工箇所詳細 | 屋上の防水シートが劣化、めくれている |
施工期間 | 1週間 |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | ピートップ(ゴムシート防水用の塗料) |
工事金額 | 120万円 |
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
築年数40年超のRC三階建の会社社屋の屋上は、施工前はゴムシート防水が一部、経年劣化によりめくれています。
今のところ雨漏りは発生していませんが、放置しておくと経過と共に雨漏り発生の可能性有ります。
建物の構造内に水が回れば建物全体を傷めてしまう事になりかねないとお悩みでした。
1年前に同物件の外壁からくる雨漏りを、塗装工事で修繕させていただいた事がきっかけでした。
以前から気になっていた陸屋根を修繕しようと、今回ご依頼くださいました。
弊社が提案した工法
今回は2種類提案させて頂きました、。
一つは既存のゴムシート防水を全面的に改修です。
理由として既存ゴムシート防水が対応年数に近づいて来て、そろそろ超えていると思われるので提案しました。
全面改修ならゴムシート防水以外でもウレタン防水、FRP防水等の多様な防水工事を選べますので耐久性が一段とアップします。
もう一つは、めくれ上がっているゴムシート部分を補修し直してから陸屋根全体を補修部分も含めて防水塗装して耐久性を上げます。
費用面では、こちらの方がコスト的には安く、陸屋根全体改修の約半分の費用で済みます。
施主さまは耐久性が全体改修の方が優れていますがコスト面を考え部分的補修で全体塗装コースを選ばれました。
使用する塗料
ゴムシートのめくれている個所は協力業者の防水屋さんに補修して貰います。
その後、ゴムシートの補修部分と既存シートの重なり面に変性シリコンコーキング材を打設してシール効果を得ます。
そして下塗りに竹林化学工業のタケシールゴムシートプライマーを塗布して塗料の密着度を上げてから上塗りに同じく竹林化学工業のPトップ(ゴムシートの上に塗る塗料)を塗布して紫外線によるゴムシートの劣化防止プラス防水層を形成します。
全面的にやり替えでは無いので少しでも耐久性を上げる為、変性シリコンコーキングで
隙間を補強して上塗りはゴムシート用に対応した塗料を使用します。
上塗り色はシルバーを選択して陸屋根の温度上昇を抑える遮熱効果を期待します。
施工の様子
めくれたゴムシート補修はその部分だけ補修するのでは無く、周辺の劣化が及んでいる一帯を補修します。
具体的には陸屋根に端から端まで施工されているシート防水2列分、幅2メートルの長さ10メートルをゴムシート貼り合わせました。
陸屋根の立ち上がり部分はウレタン防水塗装を施し、しっかりと防水性を確保しました。
ゴムシートの重なり面に変性シリコンコーキング材を打設しヘラで広げて平滑にして行きます。こちらは既存ゴムシート部分も同様に塗り広げて
平滑処理しました。途中で既存ゴムシートに破断個所を発見しましたので、こちらも
コーキング材で蓋をして置きます。コーキング材の乾燥後、上塗り塗料である竹林化学工業のPトップを陸屋根全体に塗布して行きます。しばらく作業の後に陸屋根の防水塗装作業が終了しました。
担当者からのコメント
今回の陸屋根塗装工事は予算に限りがある中で、如何にして耐久性を上げると言う課題を模索しました。
ゴムシートのめくれている個所も範囲を広めて補修しゴムシート重なり面には陸屋根全て変性シリコンコーキングでシールし防水性を高める。
その後ゴムシートの大敵である紫外線から防ぐ為に上塗り塗料Pトップで全体保全して行くという算段で塗り進めました。費用対効果は得られたと思います。
本日はこの辺りで失礼いたします。
最後までお付き合いありがとうございました。