京都市山科区で屋上防水塗装工事
2025/07/24




京都市山科区で屋上防水塗装工事 工事の概要
現場住所 | 京都市山科区西野山射庭ノ上町 |
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施工内容 | 防水塗装 |
施工箇所詳細 | 陸屋根塗装 |
施工期間 | 7日間 |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | タケシールNo400プライマー |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | 中塗りタケシール1液NEO上塗りタケシールSSトップ |
その他使用塗料・建材 | 通気暖衝工法 Aテープ、Aラップテープ Aエンドテープ、A補強テープ |
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
今回ご依頼いただいたのは、築50年以上の元・鉄工所ビルをご購入されたオーナー様(施主様)です。物件購入後は、外壁塗装などを弊社で行い、建物全体のリフォームを少しずつ進めてこられました。そして今回は、外観の仕上げとして屋上防水工事をご依頼いただきました。
屋上は「陸屋根(りくやね)」という人が歩けるフラットな構造で、前の所有者様がDIYで防水塗料を塗られていました。ただし、その塗装が何層にも重なっており、表面に凸凹ができていたため、雨水が溜まりやすく、排水口まで水がうまく流れない状態でした。
また、屋上コンクリートには雨水が染み込んでいて、晴れた日には水分が蒸発して表面に吹き出してくることも。こうした状態では、ただ上から防水塗料を塗っても効果が持続しません。そこで弊社では、現状に適した防水工法をご提案させていただきました。
ご提案した防水塗装:
通気緩衝工法(つうきかんしょうこうほう)
水分を多く含んだ屋上コンクリートには、「通気緩衝工法」が適しています。この工法では、通気性のある専用シートを屋上全体に貼り、コンクリート内の水分を効率的に外へ逃がすことができます。
シートの下を水分が移動し、あらかじめ設置しておいた「脱気筒(だっきとう)」という筒状の部品から水蒸気として放出される仕組みです。これにより、防水層が膨れたり剥がれたりするのを防げます。
施工の流れ
- 高圧洗浄・下地処理
施工前日に高圧洗浄機で屋上をすみずみまで洗浄し、汚れや古い塗料をしっかり除去しました。
その後、防水材の密着を良くするために、透明のプライマー(下塗り剤)タケシールNo400を全面に塗布しました。
- 防水シートの貼り付け
プライマーが乾いたら、防水シートの施工に入ります。シートは裏面に粘着加工がされており、剥離紙をはがしながら、目盛り付きの表面を目安にして丁寧に貼り付けていきます。
シートの継ぎ目には緑色のジョイントテープ(専用の防水テープ)を使い、しっかり接着させます。
最後に、立ち上がり部分(屋上の縁)にも補強テープを貼って強度を高めます。
- ウレタン防水材の塗布
中塗り
シート施工後、ウレタン防水材「タケシール1液NEO」を塗布しました。柔軟性があり、耐久性にも優れた材料です。
上塗り
先に塗った塗料が乾きましてからタケシールSSトップを塗りまして終了です。
- 脱気筒の設置
屋上内にたまった水分を逃がすため、脱気筒を1つ設置しました(※施工面積50㎡につき1つが推奨されます)。屋上の勾配を考慮し、水分が集まりやすい位置に取り付けています。
施工後の屋上の様子
施工が完了した屋上は、表面が美しく輝き、しっかりとした防水層が完成しました。施工前には下地に残っていた水分がありましたが、今回採用した「通気緩衝工法」により、防水材と下地の間に設けたシートが水蒸気の放出を可能にし、夏場の湿気にも安心です。
リペインターズからのメッセージ
一般的な外壁塗装業者では、屋上の防水工事は専門の防水業者に外注することが多いですが、リペインターズでは防水工事も自社で対応可能です。
ビルやマンションのオーナー様はもちろん、戸建て住宅で陸屋根仕様の物件をお持ちの方も、どうぞお気軽にご相談ください。満足の行く施工で、安心と信頼をお届けします。