塗装業者を選ぶ3つのポイントを解説
2021/11/06
外壁や屋根の色褪せやコーキングの劣化など、塗装工事を検討されるタイミングにまず悩むことは塗装業者ではないでしょうか。
どこの業者に相談したら良いのか?
ぼったくりのような値段を請求されないだろうか?
見積もりを獲ったら契約しなくてはいけないのだろうか?
知名度の高い大手以外は危険なんじゃないか・・・?
初めて塗装工事を検討される方は特に、悩みや不安が尽きないと思います。
今回は塗装工事で失敗しない業者選びのポイントをご紹介します。
最後までご覧いただきますと、塗装業者の基準が明確にわかり、自身に合った業者を見つけやすくなります。
ライターは、京都市山科区で塗装店『リペインターズ』を営む高橋と申します。
山科区を中心に京都市内は勿論、滋賀県などの近隣地域のご依頼も承る塗装のプロ集団の団長です。
塗装を含む建築業職人歴25年の私が、塗装に関するお得情報を皆様に発信してまいります!
Contents
失敗しない塗装業者選びのための3つのポイント
まず塗装業者を探すにあたり、インターネットでお住いの地域で営業している塗装業者を検索しますよね。
沢山の業者が表示され迷ってしまうと思います。
そこでWEBサイトを見て気に入った塗装業者に問い合わせる際には、本当に優良業者か見極めるための下記の3つのポイントに気を付けながら吟味していきましょう。
【ポイント1】安さを売りにしない
外壁・屋根・雨樋・室内・門扉・フェンス・防水・コーキング・・・などなど、塗装屋が請け負う工事は種類も豊富で、規模や塗料もまた、現場によって異なります。
塗装の知識のある人間が現地を調査した上でどんな工事が必要なのかを判断し、お客様のご希望を伺い、初めて正式なお見積もりを作ることができるのです。
そのため、現地調査前に料金をお出しすることはとても難しいはずなのです。
しかし業者の中には、『50万円ぽっきり激安プラン』や『30万円コミコミプラン』のような坪数だけで簡単に計算している方もいます。
一見、お客様にとってはわかりやすくて親切なように感じますが、その格安料金の中から『利益』を出そうと思ったら工事費用が削られることになり、結果的にずさんな工事をされてしまう恐れもあるのです。
特に、営業マンが窓口だったり広告にお金をかけている業者の場合には、営業マンのマージンであったり広告費も料金の中に含まれていますので、完全に『余計なお金』ですよね。
適正価格での工事をお考えでしたら、しっかり現地調査をした後に見積もりを出す業者の方が信用できるのです。
【ポイント2】契約を焦らせない
ごく稀に、リペインターズにお問い合わせの方から『相見積りの業者が契約を急いでいるので、(比較したいから)早く見積もりを下さい。』とのお声があります。
キャンペーンなどを理由に早く契約させようとする業者はまず間違いなく『良くない』業者です。
営業マンがノルマを達成するために、お客様が心変わりをする前に契約させる手口である可能性が高いのです。
見積書をよく見ると不明確な項目が含まれていたり、そもそも工事料金が非常に高いなど、契約してしまってからでは文句も言えなくなってしまいます。
しっかり確認し心から納得できる見積もりでない場合は、『じっくり考えたい』と伝え他の業者と見積りもを比較しましょう。
大まかな適正価格については下記記事でご案内しております。
【ポイント3】技術的な質問にも明確に答える
現地調査と見積もりは業者によって無料であることが多いため、現地調査に来た担当者に少し技術的な相談をしてみることをおすすめします。
例えば、「遮熱塗料を使うと光熱費にどの程度違いが出るのか」など、このような塗装工事に関する疑問点を積極的に質問してみましょう。
もし、担当者から納得できる回答が帰ってきた場合は、その業者は知識や技術がしっかりしている可能性が高いです。
一方、的を得ない返答をされた場合は、その業者が十分な知識・技術を持っていない可能性があるため、注意が必要です。また、営業マンが付け焼刃の知識で来た場合もあるため、見極める必要があります。
おすすめは地域密着型の塗装店
上記では大手批判のようになってしまいましたが、営業マンのいる企業も決して『悪』ではありません。
むしろ、企業努力で新しい技術を開発し塗装の可能性を広げてくれる仲間であると考えております。
ただ、中には利益を最優先にする業者がいることも否定できません。
私たちのような町の中小規模の塗装店はネームバリューこそ大手に劣りますが、長い年月をかけて積み重ねてきた地域の皆様からの信頼があってこそ、本日も刷毛を握れているのです。
逆に言えば、利益優先のぼったくりのような仕事をしていては信用も落ち、成り立たないのです。
勿論職人にも生活がありますから、工事料金の中には技術料として職人の利益も含まれますが概適正価格と言って良いでしょう。
下請け業者に施工を任せる大手の業者で、マージンのために適正価格の倍以上の料金をお客様に請求していた事例も数知れず聞いたことがあります。
塗装工事をご検討の場合は、大手業者と近隣の塗装屋から相見積りをとり、よく比較してみることをおすすめします。