京都市山科区にて屋根塗装に伴うタスペーサー設置・ベランダ塗装〈S様邸屋根・外壁塗装〉
2022/11/22
こんにちは、リペインターズの広報担当です。
京都市山科区にあるS様邸の外壁、屋根塗装の様子をご紹介しております。
本日は前回からの続きです。
★前回はこちら
施工中
タスペーサー設置
下塗り塗装も終わりましたので、タスペーサーと言う部材を、スレート屋根の重なり面に差し込んで行きます。
この、タスペーサーを差し込む事を、「縁切り作業」と言います。
縁切り作業とは?
屋根塗装を行うと、塗料がスレート屋根の重なり面に入り込みスレート同士がピッタリと塗料でくっ付いてしまいます。
それを、そのまま放置しておくと雨天時にスレートのわずかな隙間から雨水が内部に吸い込まれていく【毛細膜管現象】を起こします。
雨水がスレート屋根の重なり面から入り込み、スレートの下部にある防水シートに入り込みます。
そして、雨水は防水シートを通過して野地板を濡らしてしまいます。
雨水が降る度に、それを繰り返すと遂には野地板を腐らす事になります。
毛細管現象の解説
毛細管現象とは難しい名前ですが、分かりやすく説明しますと、水を張ったバケツにタオルの片辺をつけて置くと一晩経つと、朝にはタオル全体が濡れていますよね。
水の分子がタオルの繊維やスレートなど、水以外の物にくっつきやすい(濡れやすい)性質が影響し、細い管や狭い隙間に入り込みどんどんせり上がっていく現象です。
その現象が屋根でも起きてしまうのです。
タスペーサーの出番
防ぐ為にはスレート屋根の重なり面を、塗料でくっつかないように対策することが重要です。
そこで、タスペーサーを重なり面に差し込んで、塗料でくっつかない様に隙間を広げてあげるのです。
タスペーサーが発明される前は、塗布後にカッターナイフや革スキ等を使って切り込みを入れ開いて行く作業を行っていました。
この作業を『縁切り作業』と言います。
なかなかの作業量でして、屋根の規模によりますが通常最短で1日で、大体2日は掛かる事が多かったそうです。
それがタスペーサーのおかげで、大幅に短縮され、施工もやり易くなりました。
この現場でタスペーサーは388個を使用しています。
ベランダ防水塗装
続いてベランダの防水塗装を行います。
詳しくはベランダ部分の端の立ち上がり部分を塗装していきます。
平面の歩行する部分は、見積を施主様に提出した段階ではシート防水を施工する予定でした。
しかし、高圧洗浄が終わった時点で、ベランダ床をよく見ると既にシート防水が施されていることがわかりました。
そして、既存施工面の状態も経年劣化の影響をそんなに受けていませんでした。
この状態ならば新たにシート防水をやり替える必要性がありませんので、施主様にご説明し、工法の変更をすることにしました。
但し平面はシート防水ですが、端や隅っこの立ち上がり部分はウレタン防水が塗装されてますので、その部分のトップコートを塗装しておきます。
それと同時に立ち上がり部分とサイディング壁の取り合い部の水切り板金も塗装します。
使用塗料
まずは立ち上がり部分に使用する塗料が【タケトップ】です。
下地を選ばず、今回の様にウレタンや他ではシート、アスファルト、FRP、モルタルやコンクリート多岐に渡って施工できる便利な塗料です。
特長としましては
・乾燥が早いので作業性良く、柔らかく耐摩耗性を長期間、維持できます。
・水性1液タイプで下地塗料の浮き剥がれが生じませんので安心です。
・防塵塗装としてコンクリート床面にも施工えきます。
塗布作業に関しましては隅っこや狭い場所は刷毛で塗り進めて、他は小型ローラーで、しっかりと塗装していきます。
十分に乾燥さしましたら、次は水切り板金を塗装していきますね。
水切り板金に使用する塗料は【ファインウレタン】です。
塗布する素材を選ばない、施工性に富んだ1液タイプ塗料です。
特長としましては
・重金属等の鉛を含有ぢておりませんので環境に配慮しております。
・施工後に汚染やカビ等の繁殖を抑えられます。
・2液の信頼性を1液タイプで実現しております。
塗装作業
では塗り進めていきます。
トップコート同様に刷毛とローラーを駆使して隅々までしっかりとした厚みを持たせて塗布していきます。
経年による退色で、グレー色だった水切り板金が、新たに艶のある濃い色合いに塗装されました。
区切りの良いところで本日の作業は終了です。
本日は、この辺りで失礼させて頂きます。
次回の施工ブログをよろしくお願いします。
京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです!
塗装に関しては門柱、フェンス等の細かな塗装も対応しております。
拠点が山科区ですが
もちろん、山科区以外の地域からのお問合せも大歓迎なので、
どうぞ、ご遠慮なくお気軽に、お問い合わせください。