京都市山科区の外壁塗装・屋根塗装はリペインターズへ

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塗装日誌

京都市西京区にて屋根塗装・仕上げ塗装<戸建ての塗り替え>

2023/03/15

こんにちはリペインターズの広報担当です。

京都市西京区の屋根と外壁塗装の現場の様子をご紹介しております。

前回までの施工内容はコチラ

屋根の上塗り塗装

今日は屋根塗装の上塗りを行います。
朝8時半の少し前に現場に到着して、屋根に昇りました所、まだ少し金属製の屋根は夜間に降りた夜露の影響で濡れています。
このまま濡れた状態では作業が始められないのでしばらく様子を見ますが、幸い風が吹いていますので屋根上の水分を飛ばし、しばらく後に乾かしてくれるでしょう。
このように、天候に影響される屋根塗装工事では雨や霜の影響で塗装作業に掛かろうと思っても、現場で待ち状態になる事があります。

もちろん降水確率の高い日は影響受けない場所に移動したりして作業を進めるのですが、いよいよ天気も快晴に向かうだろうという日の朝に限って、乾いていない事もしばしばです。

屋根上の夜露や霜の乾きが待ち切れない場合、職人は小型のブロアー(風で吹き飛ばす集塵機)で屋根上の水分を飛ばして乾きやすくし作業効率を上げるなど工夫をします。

今日はそこまでしなくても風が吹いているのでブロアーを掛けたのと同じ効果を発揮しています。これなら屋根に塗る塗料を用意している間に乾くと思います。

一旦、足場から降りて塗料と刷毛、ローラー大小を用意しました。
さあ、屋根上に上がって見ますと天頂部分の棟板金は、いい具合に乾いています。
しかし、屋根斜面の東側は太陽の光を浴びて乾いています。反対側の西側斜面は影になっている為か、夜露の乾きが、もうあと一歩な感じです。

こちらは東側斜面を塗っている間に乾いてくるかと思いますので、このまま作業を始めていきます。
作業の進め方が決まりましたら塗料と刷毛を持ち、足場を昇って、まずは屋根上一番頂上の棟板金から始めていきます。
塗りにくい細かい個所を刷毛で塗布し、細かく狭い所なので山羊の毛を使っている刷毛が適しています。
含みが良くて塗料が良く伸びるので職人が多用しています。
道具に拘りを持って作業に取り掛かっているのですね。

 

細かな場所の刷毛での塗りつけが終了しましたら、次はローラーを用いて塗布作業を再開します。大小二種類使って塗布していき、使用しているのは繊維が特殊で塗料馴染みが良くキレイな塗り肌が確保できるツイストタイプを使用しています。

塗布時に飛散の少なく作業性に優れ、職人に人気のローラーです。
棟板金部分の作業が終了しましたら、次は東側勾配の屋根を棟付近から軒先に下るように塗り進めてます。
塗り方の手順は前述の棟板金と同じ、刷毛とローラーの使い分けで対応します。

作業を開始して後半に差し掛かったぐらいに、影になって夜露の乾きを覗いて見ましたら、今ひとつだった西側屋根斜面も、充分作業が可能な状態に乾いていました。


東側斜面を終了後、小休止を取ってから西側斜面に移り残り、最後まで塗装していきます。

その他塗装

 

ここの建物は角地ですので、ぐるっと周りを外塀で囲んであります。
外塀の一番上には笠木が被せてありますが、経年で傷みが進んでいましたので、こちらも塗装致します。

そもそも笠木とは何のために取り付けられているのでしょうか?

笠木を取り付ける意味は、屋外に設置されている外塀上部に施工する事によって保護するだけでなく、雨水の侵入を遮断する目的があります。
塀自体の構造は鉄筋が差し込まれたブロックを何段か積み上げて、ブロック内部にモルタルを流し込んで乾いた後に硬化しましたのが躯体となります。
この現場の場合は表面にレンガタイルを貼り付けて完成となっています。

もし笠木が取り付けて無ければ雨水は外塀上部に直接降り注ぐ訳で雨水が亀裂や隙間から流れ込みますと、外塀内部のモルタルに含まれる水酸化カルシウムが水に溶けだして炭酸ガスと反応、乾燥して結晶化したものがあふれ出して来ます。

これを『白華現象(エフロレッセンス)』と言います。
白いアク状のものが湧き出すので見た目も悪く、一度吹き出したらこびりついて、もう取れません。
それを防止する為に笠木は必要なのです。
その笠木自体も定期的に塗り替えして保全してやらないと素材が金属ですので劣化によるサビ穴が空いて来たら、そこから雨水が侵入し、先に触れたような現象が起こりますのでメンテナンスは必要です。

また塀より、はみだして取り付ける事で外塀下の外壁に雨が流れ落ちる時に汚れも引きずる事で発生する雨垂れ跡の抑制にも繋がりますので汚れ防止の効果もある訳です。

使用する塗料

塗装にあたっては他の鉄部同様に下塗りに「日本ペイント【ハイポンデクロU100】使用します。」まずはセオリー通りにマジックロン、サンドペーパーで目荒らししまして下塗り塗料の密着度を上げてから、塗装作業に入っていきます。

刷毛とローラーの多用技で、隅々までしっかりと塗布してきます。
すべて終了しましたら、充分な期間を置いて乾燥さした後に、次工程である上塗りに移行します。

 

「上塗りに使用する塗料は【日本ペイントファインウレタンU100】です。」
こちらを、乾燥した下塗り塗料の上に重ね塗りして行きます。指定色は下塗りも上塗りも黒さび色を選択しました。
外塀のレンガとバッチリとマッチすると思います!

建物に付随する鉄部は外壁のアイボリー色に合わせてチョコレートぽいブラウン色で決まり、外塀はレンガタイルに合わせて黒錆び色をチョイス、新し過ぎず、古過ぎず、オーソドックスな普遍的カラーで上手くまとまったと思います。

雨樋と集水器の塗装

外壁付帯部分の雨樋(あまとい)と集水器(しゅうすいき)を塗装していきます。

 

雨樋と集水器の塗装

雨樋の種類には安価な塩化ビニール製、高価な銅製、同じ金属製で流通量は少ないのですがガリバリウム製、アルミ製、ステンレス製が挙げられます。

銅製雨樋は銅特有の腐食による現象で緑青(ろくしょう)を発生させ、それ自体が被膜を形成するので腐食が内部まで及ばず長い期間使用が可能です。
他の金属製では緑青のような被膜は形成しませんが、素材自体が丈夫である為高耐久である事に変わりはありません。

比較的安価な塩化ビニール製はコスト面で一番流通している建材でありますが、素材が樹脂を成型したものである為、他の部材と比べ経年劣化が早いです。
工場出荷時は表面に塗装がされていますが長年、太陽光の紫外線に晒されて塗膜が劣化し歪みや変形が生じてきます。
その上、長い間放置状態が続くと落ち葉などのゴミが堆積し始めることもあり、歪みも影響して雨水が流れにくくなり、排水処理が出来ずオーバーフローを起こしてしまいます。
雨水が外壁を伝って流れれば建物にも悪影響を与え、さらに排水されない雨水は重みを増して塩化ビニール製雨樋をより一層変形させることになります。

この外壁塗装のタイミングで雨樋を塗装する事は、新たな塗膜で塩化ビニール製雨樋の寿命を長持ちさせる役割がある訳です。

 

『雨樋に使用する塗料は1液ファインウレタンU100です。』
塗装する対象を選ばない万能塗料であります。
塗布した後の塗膜表面が雨垂れ跡を残し難くなります。

ウレタン塗料ですので柔軟性が有り、雨樋の動きにも追随するので塗膜の割れや浮きを抑える効果があります。
塗装作業に関しましては、サンドペーパーなどで塗装前の雨樋表面を荒らして汚れや油分を取り除き、1液ファインウレタンU100がしっかりと密着して塗装出来るよう下準備をします。

下地処理作業のついでに雨樋に溜まって行った落ち葉を掃除して除去していきます。
十年単位で経過している落ち葉は腐ってヘドロ化し、それが乾いて土になっています。
溜まって重くなり、さらに雨樋に負担を掛けますのでこの機会に取り除いておきましょう。

いよいよ塗装作業に入ります。
雨樋から集水器、竪樋とすべてを刷毛とローラーを用いて職人が手作業で丁寧に塗り進め終了しました。

完工

これで、この現場の屋根塗装、外壁塗装及び外塀や付帯部分すべての塗装工事が完工となりました。

 

施主様に完了を報告して清掃、片付けて道具を車に積み込み事業所に帰路を取りました。
最後までお付き合いありがとうございました。

 

京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
塗装に関しては経験豊かな職人が在籍しておりますので、お任せください!
山科区以外の地域からのお問合せも大歓迎なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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