京都府向日市の中古戸建て外壁塗装工事 ⑥ E様(ボンタイル吹き付け塗装)
2023/03/21
こんにちはリペインターズの広報担当です。
向日市にあるE様邸の外壁塗装の様子をご紹介しております。
前回の施工で、下塗り塗装は完了しました。
上塗りに向けての準備は万端に揃いました。
通常ならここですんなりと上塗りに移行しますが、今回は違います。
滅多にやらない工法ですが、ボンタイル吹き付け工法を行います。
ボンタイル吹き付け塗装
使用塗料
使用する塗料は日本ペイント【タイルラックEPOエポ】です。
ローラーでも吹き付けでも、どちらでも塗装が可能ですが、今回はボンタイル吹き付けなので、通常の吹き付けとは違う玉つき塗装を行います。
1液タイプですので硬化剤を混合必要が無く、施工性に富んでおり、エポキシ樹脂が含有されていますので、下地への密着性に優れております。
【施工】
まずは養生作業から始めます。
吹き付け塗装ですので、施工時にはマスカーテープを入念に二重貼りにして、飛散防止に対策をします。
ローラー塗装と比べると遥かに養生作業に時間が掛かり、2重に養生テープをはるのは隙間から塗料が上に抜けていかないようにする対策なのです。
ここの建物は人通りの多い通りに面しているので、視線対策の為か通り側の壁面は窓が少なく、養生作業もスムーズに進みました。
養生が終わりましたら、次は材料を用意していよいよボンタイル吹き付けの開始です。
材料をカップガンに入れて、壁面に吹き付けます。
玉付き吹き付けですので、塗膜を形成するようにはカップガンからは出てきません。
あくまでも模様付けなので塗料が玉状となってガンから噴出され独特の音と発して壁面にくっ付いていきます。
吹き付けされた表面は例えるなら『雪見せんべい』の表面のように塗料で模様を付けていきます。
今回、この外壁は古い既存サッシを排して新たに最新式のサッシに入れ替えた為に壁を壊しました。
新しく補修したところはボンタイル吹き付けの模様がありませんので、その部分を今回吹き付けにより再現しています。
この模様を付けるのも種類がありまして、吹き付けた直後の凸凹した塗料を、そのまま放置して、起伏差が付いたまま仕上がりとする工法と吹き付け直後のまだ乾き切っていない塗料を上から押さえていく工法があります。
後者をヘッド押さえ工法と呼びます。
ここの現場ではこのヘッド押さえを選択されているのでご要望に答えます。
ヘッド押さえは吹き付けした後の、未だホヤホヤの状態の塗面を専用の道具であるヘッドカットローラーを使って押さえつけていきます。
このヘッドカットローラーは通常のローラーとは違い回転する部分にスポンジが付いておりません!
ではどうなっているかと言うと、プラスチックの樹脂素材になっていて、その部分にシンナーを浸して、吹き付けられた玉状の塗膜を抑える事で、盛り上がっていた塗膜が潰れて平坦になる模様がヘッド押さえと言います。
シンナーに浸す事で塗料を弾くので塗ったばかりの吹き付けたボンタイルが剥がれる事が無いのです。
ただ吹き付けから時間を置いたら、硬化してしまいますので直後に押さえなければいけません。
そのため、職人一人での作業は難しく今日は、吹き付け役とヘッドカット押さえ役と二人で行いました。
予定通りに作業は進み、ボンタイル吹き付けとヘッドカット押さえは滞りなく終了しました。
本日はこの辺りで失礼します。
最後までお付き合いありがとうございました。
京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
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