京都市南区にて現地調査・色決め〈ALC外壁雨漏り修理〉
2024/05/29
こんにちは。
リペインターズの広報担当です!
本日は京都市の南区にて雨漏り修理のお問い合わせをいただいたお客様のところに訪問させていただきました。
ご依頼内容
こちらの建物は事務所兼住居の3階建て、築約40年で、現在の代表の方のお父様の建物を継がれたそうです。
5~6年ほど前から雨水が一階の事務所に侵入するようになり、特にここ1~2年は雨漏りがひどくなり、ひどい時には事務所が水浸しになることもあるとのこと。
外壁はALCで、メンテナンスをされたのは20年以上前とのこと。
最近、取引先の板金屋さんに依頼して雨漏り修理をしてもらったそうですが、効果がなかったそうです。
ALC外壁は「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれるように、内部に細かな気泡があり、コンクリートの1/4の重量の軽量な外壁材です。
耐火性や耐震性、断熱性、耐久性などに優れていますが、その反面吸水性が高く、つなぎ目をうめるコーキングの劣化やクラックによって雨漏りしやすい外壁でもあります。
ALC外壁の様子です。チョーキングも出ているので、メンテナンスが必要な状態です。
▷参考記事:ALC外壁から発生する雨漏りの原因、特徴を解説
現在の状態
一階事務所のドアの上の様子です。
上から雨が伝ってきて、かなり劣化しています。
こちらは裏手側、さきほどのドアの外側です。
ところどころコーキングの跡がみえますが、これが板金屋さんがコーキングされた跡のようです。
調査したところ、外壁全体にクラックやコーキングなどの劣化が見られ、そこから入ってきた雨が下に流れてきていると見られます。
普通に雨では雨漏りしないけれども、台風のときにはじゃぶじゃぶになるくらい雨漏りしてしまい西向けのじゃじゃ振りの時にも雨漏りするとのことでした。
外壁から雨漏りしている場合は、このように風の向きによって雨漏りしたりしなかったりすることがあります。
普段は雨漏りしないからいいかな…と放置されてしまうと、内部が腐食してしまったり、劣化が進行してしまうため早めにご相談ください。
外壁に全体に劣化が見られますが、全部外壁を張り替えるとなるとコストが高くなってしまいます。
お客様とご相談した結果、ひび割れなど補修した上で、アステックペイントの超耐久防水塗料、「EC-5000PCM」にて塗装することをご提案いたしました。
こちらの塗料は、非常に伸縮性が高いため、ひび割れに対して塗膜が追従し、ひび割れを防ぎます。
今回のように全体にひび割れなど雨漏りの原因があるような場合、全体をパックすることで雨が内部に入ることを防ぐことができます。
色決め
お客様と塗装するお色の打ち合わせも行いました。
お客様は全体に雨だれがあって気になるので、それが目立たなくなるような、そして今とあまり印象の変わらないお色をご希望でした。
色見本をみていただき、実際の壁にあててご覧いただきながら、「ペリウィンクルブルー」に決定しました。
ブルーというよりは薄いグレーで、色見本で見ていただくよりも若干薄くなることをご説明しています。
色見本では小さな面積ですが、色の面積効果によって明るい色はより明るく、暗い色はより感じることもあり、塗ってから印象が違ったということもあります。
そのため事前に色についてご説明し、現場の環境で見ていただくようにしています。
またカラーシミュレーションサービスも行っております。
さて次回からは足場が経ち、作業開始です。
今回雨漏り案件ですので、いつもよりも前倒しで作業を行います!
物件が、大きな道路沿いでバス停が建物のすぐ近く(ほぼゼロ距離)にあるため、足場も注意して施工いたします。