京都市山科区 店舗付き戸建ての屋上防水改修工事
2023/05/18




お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
陸屋根の屋上部分のウレタン防水が劣化してしまったので、防水工事をやり直したいとの依頼です。
劣化したウレタン塗膜の撤去は手間も費用もかかるので、シート防水の施工をご提案させていただきました。
陸屋根の防水工
山科区にある築50年の店舗付き戸建ての屋上の防水工事のご依頼を賜りました。
1階が美容室となっている店舗兼住居の物件です。
施工前の状態
前回の防水工事はウレタン防水とのことでしたが、紫外線による塗膜の劣化で所々剥離していました。
残っている塗膜も触るとチョーキングしており、防水の効果はほとんど残っていない状態です。
また、排水ドレンにホコリやゴミが溜まり、水が適切に排水されていない状態も確認できました。
今回は、既存のウレタン塗膜をの残し、上からシートをかぶせるシート防水を施工していきます。
下地処理
この屋上は新築時はFRP防水でしたが、劣化が目立つようになってからウレタン防水を選択されたそうです。
そして今回のシート防水です。
既設のFRP防水表面が浮き上がって剝がれを生じさせているので、そのままだと膨れ上がった部分に雨水が溜まってしまうかもしれません。
既設の脱気筒が4ヶ所あるので、撤去して仮防水を施しておきます。
絶縁シート
塩ビシートで機械固定工法となり、絶縁シートを施工して行っています。
シート自体に、熱を与えてディスクと固定するのではなく、シート下にあるHiディスクを加熱してシートと固定させるのです。
塩ビシート溶接
塩ビシートを敷き込みましてシートの重なるジョイント部分は溶着液で溶着(くっつけて)いきます。
ジョイント部分を溶着する事によって経年による劣化剥離はありません。
仕上げ
平面部分の防水改修は目途が立ってきましたので、ウレタン防水部分に移行していきます。
取り付けされている、笠木は撤去せず立ち上り面は、塩ビシートでは施工不能なのでウレタン塗膜防水を塗り進めていきます。
定着させる為にプライマーを塗っていきます。
同色で各所、ウレタン二層目を塗っていきます。
最後に立ち上がり、フェンス架台部、排水口付近を薄いライトグレーでトップコート塗布していきます。
最後に掃除して残った資材、道具をかたずけて、最終チェックして異常が無いか確認して完成です。
★詳しい施工の様子はコチラをご覧ください。
【現地調査】
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【完成】