施工前の様子
今回は日頃弊社が行っている外壁塗装ではなく、珍しい内容の塗装です。
施主様は老舗の料亭を営んでおられ、歴史あるお店の店舗外観から店内の設備や道具の一つ一つに至るまでこだわりを持っておられます。
今回ご依頼いただいたのは、換気扇とおしぼり機。
現状はどちらも既製品の白色をしておりますが、お店の内装が和のテイストのため、冴える白が悪目立ちしてしまう状態です。
施主様のご要望色は茶色とのことで、塗装をしていきます。
施工の様子
下地処理と養生
今回は吹き付けによる塗装です。
換気扇とおしぼり機を施主様より預かりしてきたので、弊社倉庫にて塗装していきます。
まずは、下地処理です。そのまま塗ってしまっては表面がツルツルで余分な油分も残っているので、塗料を弾きやすく耐久性が落ちます。
しっかりと施工面に塗料が食い付き乗るようにサンドペーパーで目荒らししていきます。
終わりましたら塗料がついていけない個所にマスキングをしていきます。
換気扇は分解外してあるのでマスキング必要ないのですが、おしぼり機は扉の内部が熱を発生させる機械なので塗料が付かないようテープで防いでいきます。
また最終形は二色のツートンカラーで塗装するのを考慮してマスキングしました。
吹き付け塗装
滑らかな塗り肌を実現するため刷毛塗りでは無くカップガンによる吹き付け塗装にしました。
事前に作り置きしていた塗料をカップガンの中に入れて吹き付けていきます。
均一な厚みを意識して吹き付けて行き、乾いては塗る繰り返し作業を数回行います。
同様に換気扇も塗っていきます。
完全に塗料を定着させる為に3日間ほど置いて乾燥させます。
乾燥期間を充分に置いた後、おしぼり機のツートンカラー部分を塗装作業に入ります。
その部分だけのマスキングテープを外しカップガンで塗料を吹き付け複層に塗り重ねます。
後日マスキングテープを外し完成しました。
施行後の様子
依頼された施主さまに配達して、依頼された内容は終わりました。

既製品には無い、特別カラーのおしぼり機と換気扇が出来上がり、満足されているようです。
補修用の塗料もお渡ししました。
リペインターズより
今回の塗装は建築塗装ではないものの、「既製品にはない味わいを演出する」という意味では室内塗装に近いものがありますね。
打合せの際に施主様のこだわりをしっかり汲み取り、調和する美しさをしっかりご提供でき、わたくし共も嬉しく思います。
建築塗装でなくとも、塗装して欲しいものがございましたら、リペインターズにお気軽にご相談ください!