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塗装日誌

京都市中京区 賃貸住宅のベランダフェンス修繕・下塗り作業

2023/01/14

こんにちはリペインターズの広報担当です。
京都市中京区にある賃貸住宅の内装塗装工事の様子をご紹介しております。
前回は階段壁面でした。

今回は、ベランダの鉄製フェンスの塗装作業を始めます。

塗装前の様子

こちらが塗装前の写真です。

京都市中京区 賃貸住宅のベランダフェンス塗装 京都市中京区 賃貸住宅のベランダフェンス塗装

今回施工されるベランダの鉄製フェンスですが、新築時に取り付けられてから現在まで、おおよそ40年程経過していると、思います。

塗装開始に先立って、じっくり各所を見渡したところ、部分的にサビが廻り欠落している個所があります。
鉄はアルミやステンレスとは違い、定期的なメンテナンス作業を施してやらないといけません。
サビによる塗膜の浮きや剝がれから腐食が始まり、穴あきが起こり次第に肉瘦せして行き、末期的には欠落し始め部材としての強度を著しく低下させます。

賃貸住宅の場合は退去時で空室になった瞬間が塗装メンテナンスするのがベストタイミングです。まだ、鉄部の塗装の艶が落ちているが、サビ発生まで至らないぐらいの時に塗料を再塗布するのが、一番長持ちさせるコツです。

理想的なメンテナンス頻度としましては、一般的に5年周期が良いと思いますが、入居者さんがお住まいになっている間の工事はなかなか難しいのが現状です。

従いまして、退去の時に行うのが最も多くなるでしょう。
今回もそのタイミングなので、次はしばらく無いと言う事を意識して、しっかり塗装して行きたいと思います。

下塗り塗装の様子

ケレン作業・下処理・養生

先ずは、ペーパーやマジックロンを使い、鉄部表面のサビや汚れを除去していきます。
ケレン作業を終わりましたら、清掃を行います。

次に養生作業を行い、塗料が飛び散っても大丈夫なようにマスカー等のビニールで保護します。

▷参考記事:外壁塗装にはケレン作業が重要!必要性や種類、価格を徹底解説

下塗り作業

養生作業が終わりましたら、下塗塗装を始めていきます。

京都市中京区 賃貸住宅のベランダフェンス塗装 京都市中京区 賃貸住宅のベランダフェンス塗装

小型のローラーと刷毛を多用し隅々まで塗り進めていきます。
こういった鉄部の場合は、目に入る表面だけで無く裏側もしっかり塗装して置く事が重要です。
何故ならば、雨が降った際に、裏側は水滴が残り易く、その部分はサビが発生しやすいので意識して、しっかり塗っておきます。
3階から始めた、下塗り作業は終わりましたら、4階のベランダ部分も同様に塗っていきます。

下塗り塗装は終了しましたら、次は上塗り塗装に移行しますが、充分に乾燥時間を取ってから作業を始めます。

使用した下塗り塗料

『下塗り』は日本ペイント1液性ハイポンファインデクロ】です。

1液性ハイポンファインデクロ

2液タイプのエポキシ樹脂変性塗料と同じ防錆性を1液タイプで実現した、乾燥も手間取らない、さび止め塗料です。
今まで、多数の現場で使わせて貰っている、弊社定番の塗料です。

鉄製フェンスの修繕作業

鉄製フェンスには経年による劣化でフェンスの一部がサビからの腐食により穴が開き、その後に肉痩せ症状を起こし、一部が欠落している個所がありました。

充分に乾燥時間を取りました後に上塗り塗装を始めていきたいところではありますが、その前にフェンスの欠落個所を修理しなければなりませんので、その様子をご報告いたします。

欠落している個所を、そのまま放置しておくと鉄製フェンス自体の強度を損ねるので欠落個所を修理していきます。
状況にもよるのですが、欠落個所が酷い場合は、新しく鉄材を溶接して対処しなければいけませんが、今のところそこまでは至らないと思い、違う方法で修理を行います。

使用したもの

京都市中京区 賃貸住宅のベランダフェンス塗装

  • アルミの角材
  • アルミテープ
  • コーキング材
  • マスキングテープ

まず、アルミの角材ですが90度の角度が出ている金物です。
これを欠落した部分に添え木する事により、無くなった部分を補います。

次にアルミテープをその上から巻き付け、上記のアルミ添え木と共に一体化させます。
二つの部材を合わせる事により強化する訳です。
両方とも素材はアルミで、鉄よりも腐食に強いため欠落した個所を補える事が出来るのです。

アルミ角材添え木とアルミテープ巻き付けを行い、テープの隙間を埋めていきます。
使用するコーキング材は変性シリコンタイプを使いますので、コーキング後もその上から塗装することに支障はありません。

マスキングテープは塗りつけたコーキング材がはみ出さないように使用します。

修繕後の様子

鉄製フェンスの修理に掛かった時間は二時間程でした。
修理作業が終わりました後に、コーキング材がはみ出さないよう巻き付けていた、マスキングテープを取り外して、その上から塗料を塗りつけて完成です。

現状ではアルミテープやコーキング材が塗りつけた状態で違和感がありますが塗装をしてしまえば、一体化してスマートに収まります。

京都市中京区 賃貸住宅のベランダフェンス塗装 京都市中京区 賃貸住宅のベランダフェンス塗装

まとめ

鉄製フェンスは素材が鉄ですので、塗装が劣化していきますとサビ浮きから始まり次第に傷んで行きます。
放っておくと穴あきから欠落が生じるので、定期的なメンテナンが必要です。
今回の現場の場合は2階と3階で分かれていてフェンスは同様の立ち並びで新築時の施工されていました。

しかし、それぞれ経年を経過したフェンスで錆びによる腐食に差異が見受けられました。
上階の鉄製フェンスは欠落個所や大した損耗は見られなかったのに、下階の鉄製フェンスには欠落が生じている。
方角も一緒で階数も3階と4階の違いだけなのに不思議なもんです。

推理すると、欠落した個所には何か遮蔽物になるような物体を置いていて、雨が降った時にフェンスと物体の設置面が雨降り後も濡れた状態も持続させたのでは?と思いました。

ブログをお読みの読者さまも、ベランダに物を置く際は風通しを考慮されることをおすすめいたします。
今回の欠落はそんなに酷くなく小修理で終わりましたが、もう少し時間が経過しておりしたら、欠落個所を溶接するなどの大工事に発展したかもしれません。

そういった事を踏まえて定期的なメンテナンス、修理が必要なら早めの修繕が必要ですね。

本日のブログはこの辺で終了させていただきます。
最後まで、お読みになってありがとうございました。
それでは、失礼いたします。

京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
塗装に関しては経験豊かな職人が在籍しておりますので、お任せください!
山科区以外の地域からのお問合せも大歓迎なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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