京都市山科区にて絶縁シート施工〈戸建て住宅屋上防水工事〉
2022/10/06
こんにちは、リペインターズの広報担当です。
前回に引き続き、京都市山科区の店舗付き住宅の屋上防水改修工事の様子をご紹介しております。
★前回はこちら
絶縁シート施工
屋上は日頃より雨、雪、風、紫外線の影響を年中、受け続け、真夏は表面温度70度を超え
冬場は0度以下マイナスになるので、防水材に掛かる負担が尋常ではありません。
今回は塩ビシートによる機械固定工法を施工します。
まずは絶縁シートを施工していきます。
絶縁シートが敷き終わりましたら、ディスク盤(HIディスク)を取り付ける為の穴を開けていきます。
固定したディスク盤には接着剤が塗布されています。
絶縁シートの上に塩ビシートを敷設した時に、塩ビシートの上から誘導加熱装置と言う機械を使って加熱して固定します。
ディスク盤に塗布してある接着剤と熱で溶けてくっ付いて安定してくれるのですね。
どういう仕組みでHiディスクが固定されるのかと言うと、熱固定する機械(誘導加熱装置)には電流が発生していて、金属部分のみ加熱されます。
シート自体を加熱してディスクと固定するのではなく、シート下にあるHiディスクのみを加熱してシートと固定させるのです。
なので、シートが熱で溶ける!なんてことはありません。
これは【IHキッチン】と同じ仕組みで、簡単に言うと「磁力で金属を発熱させている」という事です。
Hiディスク部分のみ固定することで下地にシートが密着しないため、下地の水分を効率よく外に逃がす事ができます。
そのため既存屋根にしみ込んだ水分の逃げ道が確保されます。
これにより、浮きや水分の膨らみが解消されて、より長く防水性を維持できます。
長年にわたり風雪、紫外線に晒されて来た屋上は、乾き切らない水分を内封しているので夏場に蒸されて上がって来た水分の逃げ道が必要なのです。
入隅に塩ビ鋼板取り付け
絶縁シートを敷設した陸屋根の平坦部の入隅部分に塩ビ鋼板を取り付けていきます。
絶縁シートとは、その名のごとく既存の防水面と新設する防水面と遮断する為、絶縁シートと呼ばれています。
「入隅」も聞きなれない建築用語ですが屋上防水面の隅っこや角っこの事です。
この入隅に、写真の長くて薄い板(塩ビ鋼板)を周囲にぐるりと貼り付けていきます。
他にフェンス架台部分の周りと、排水のドレン周りにも塩ビ鋼板を形状に合わして、曲げて貼り付けていきます。
この塩ビ鋼板もHiディスク盤と同様で、塩ビシートを次の工程で敷設した時にノリシロになりますので、しっかり接着させていきます。
取り付けに関しては振動ドリルを使うので、騒音が出てしまうのがネックですね。
昼間の作業とはいえ、工具の騒音をご近所に響かせてしまうので、なるべく素早くテキパキと作業を終わらせます。
次回はいよいよ塩ビシートの敷設に移行していきます。
今日のところは、ここら辺で・・失礼いたします。
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