京都市中京区で内装壁塗装〈賃貸住宅〉
2023/12/25
京都市中京区で内装壁塗装〈賃貸住宅〉 工事の概要
現場住所 | 京都市中京区 |
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施工内容 | 室内塗装 |
施工箇所詳細 | 内壁・木部・ベランダ・階段 |
その他使用塗料・建材 | 内壁塗装:水性ケンエース(日本ペイント) 木部塗装:ファインパーフェクトトップ(日本ペイント) ベランダフェンス 下塗り:1液性ハイポンファインデクロ(日本ペイント) 上塗り:ファインウレタンU100(日本ペイント) |
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
当社と以前からお付き合いのある家主さんより、新たに収益物件をご購入され入居者のために室内を綺麗にしたいとご相談を頂き、内壁とあわせて、木部、ベランダ、階段などの塗装を行う運びとなりました。
施工前の状況
こちらの賃貸住宅は、鉄骨構造の4階建てのビルです。
1,2階が店舗で、それより上階が住居になっていました。
今回は、住宅部分の改装工事を行うことになりその塗装作業を行います。
内壁のほか、木部、ベランダのフェンス、階段部分の壁面を塗装により美しく仕上げます。
塗装作業の様子
それでは、各所の塗装作業の様子をご紹介します。
下処理の様子
塗装を行う前に、まずは下処理です。
塗料の密着性や仕上がりをよくするためにはとても重要な工程です。
小さいほうきを使って細かい溝や隙間を隅々まで綺麗にし、壁面に糊や油分などが付いているところは、シンナーでふき取ります。
また、壁に凹みがある箇所にはパテで埋め、塗装面全面を平らにします。
お客様が気が付かない地味な作業ですが、手を抜くと施工不良の原因となりますので、手間暇かけて綺麗にして下地を調整していきます。
内壁塗装の様子
下処理が終わりましたので塗装に入ります。
まずは内壁塗装の様子です。
白色の色味の塗料で塗装します。
その際、塗料には若干接着剤を入れています。そうすることで色どまりをよくする効果あり、塗装もやりやすくなります。
塗装は、大きな面はローラーで、細かい部分は刷毛に持ち替えて行います。
施工途中で雨が降り窓を閉め切っての作業になりましたが、水性塗料を使用していますので臭気もなくスムーズに行えました。
1回目の塗装が終わり、しっかりと塗料が乾燥した後2回目の塗装を行いました。
内壁塗装 使用塗料の紹介
内壁塗装に使用したのは、『日本ペイント水性ケンエース』です。
優れた密着力と、ヤニや染みが付きにくくカビや藻などの発生を抑制する効果があり、水性塗料ですので臭いが少なく室内塗装に向いています。また、揮発性有機化合物、トルエン、キシレン、酢酸エチル等の含有が1%以下で、ホルムアルデヒド最低放散レベルF☆☆☆☆エフフォースターを取得していて、環境や人体に優しいといった特徴もあります。
ベランダフェンス修繕・塗装作業
次にベランダフェンスの修繕・塗装作業の様子をご紹介します。
ベランダ塗装前の様子
こちらがベランダフェンス塗装前の写真です。
新築時から40年以上経過していて所々錆が発生し、塗膜が浮いている箇所があります。
この状態で放ってくと、錆びている箇所から腐食し穴が空き、ひどくなると欠落してしまうことも。
そうならないためにも、外壁塗装や内壁塗装のタイミングで塗り替えを行って頂くことをおすすめしております。
ケレン作業・下処理・養生
塗装前に、下処理を行います。
鉄部ですので、サンドペーパーやマジックロンを使用して錆や汚れをケレン掛けを行い丁寧に除去します。その後、清掃・養生をし塗装作業に移ります。
▷参考記事:外壁塗装にはケレン作業が重要!必要性や種類、価格を徹底解説
ベランダフェンス塗装作業
塗装をしない部分をビニールで覆い養生ができたら、塗装を始めていきます。
外壁や内壁のように面積が小さいので、小回りの利く小さなローラーで裏側もしっかりと塗装を行います。
3階のベランダが終わり、4階部分も同様に塗装いたしました。
ベランダフェンス 下塗り塗料
ベランダフェンスの下塗りに使用したのは、日本ペイント【1液性ハイポンファインデクロ】です。
2液タイプのエポキシ樹脂変性塗料と同じ防錆性を1液タイプで実現したさび止め塗料です。
乾燥や手間も少なく、当社ではこれまで多くの現場で使用している定番の塗料です。
ベランダフェンス 修繕作業
施工前の様子でお伝えした通り、フェンスが錆びて穴が空き、一部欠落している状況ですので上塗り作業の前に修繕を行います。新しい鉄材で溶接するほどではなかったのですが、強度が弱くなっていますので、そのまま塗装してしまうと更に状況が悪化してしまいますのでしっかりと補強する必要がありました。
修繕作業に使用した道具
修繕にはこちらの道具を使用しました。
- アルミの角材
- アルミテープ
- コーキング材
- マスキングテープ
アルミの角材は90度の角度が出ている金物で、添え木をし欠落部分を補強します。その上からアルミテープ巻き付け、アルミの角材と一体化させ強度を高めます。そして、テープの隙間をコーキング剤で埋めます。マスキングテープはコーキング剤がはみ出さないようにするために使用しております。
修繕後の様子
作業後にマスキングテープを取り外し、上塗りを行います。
上記の写真ではアルミテープやコーキング材を打った後の状態で見た目が悪いですが、上塗り塗装を行うことで一体化して綺麗に仕上がります。
木部塗装の様子
施工中の様子
こちらが室内の木部塗装の様子です。
今回は、この後クロス屋さんが入りますので少々塗料がはみ出しても問題がないため、養生作業なしで進めました。
塗料に使用したのは、施主様のご希望で濃いブラウンのお色味です。
今回使用した日本ペイントはファインパーフェクトトップです。塗装後乾いた後に塗り肌がべたつかないのがメリットの一つです。こちらの塗料の紹介は後ほど紹介します。
これまでの施工実績やお客様のご意見を元に、完璧な仕上がりを実現するため、様々なメーカーの塗料を試し、施工性のいいものを追い求めて辿り着いた塗料です。
そういった理由から、当社の室内木部塗装はほとんどがこの塗料です。
施工場所
塗装を行った場所を細かくご紹介します。
巾木
壁と床の境目に取り付ける部材を巾木(はばき)といい、壁と床に出来る隙間を隠すので見た目が美しくなります。
廻り縁
廻り縁(まわりぶち)は、天井と壁の境目に設置しその隙間を隠し見た目を良くします。最近の内装仕上げでは、使用されることが少なくなっています。
ドア枠
室内に入るドアの枠が木製でした。最近では、表面が印刷された部材を使われることが多いので塗装する必要がありませんが、こちらの住宅のドアは木部のため塗装が必要です。
カーテンボックス
カーテンレールを見えなくするためのボックスでお部屋の印象をスッキリ見せることができます。
こちらの部分も木製でしたので、塗装により見た目を美しくし耐久性を高めます。
木部塗装 使用塗料
今回使用した塗料は、日本ペイントのファインパーフェクトトップです。
ファインパーフェクトトップの特徴
木部塗装に使用した塗料の特徴をご紹介します。
・対候性の高い2種類(高対候性チタン、光安定剤)による相乗効果によって、弱溶剤系塗料なみの紫外線劣化対策効果があり、長期間にわたり塗り立ての美しさを維持できます。
・粘度調整技術があるため、塗料自体が均一に平らになり美しい艶になります。
・下地素材の塗料の密着力が高く、塗装時のグリップ感がよく丈夫な塗膜を維持できます。
・防カビ・防藻性能でその繁殖を抑え、清潔で美しい状態を実現できます。
▷参考記事:パーフェクトトップ(日本ペイント)の特徴や評判を解説
階段内壁塗装
続いて階段の内壁塗装の様子です。
施工前の階段の状態
こちらが階段の内壁塗装前の様子です。
冒頭でお伝えしましたが、こちらの建物は3階4階が住居用となっているため、これからお住いになるご入居様のために、住居にに通じる階段の内壁を塗り直して気持ちよく快適にご利用頂けるようにと家主さんの想いがありました。
階段部分前面は交通量の多い幹線道路に面していることから、エントランスにドアが無く露出しています。そのため、壁面が排気ガスやホコリなどで汚れている状態でした。
これからご入居をお考えの方のためにも、塗装で既存内壁を塗り替えて美しくし、イメージアップに繋がればとのことです。
階段内壁 塗装の様子
まずは塗装面を綺麗に清掃します。細かい部分はラスター刷毛という小さいほうきをしようして、隅々まで念入りに掃除をします。そして、塗料をしない部分はビニールで覆い各所マスキングテープで養生を行います。なお、こちらの壁面は凹みなどはありませんでしたので、パテ埋めは必要ありませんでした。
下処理が終わりましたら、塗料を用意して壁面に塗り進めます。
塗料の色は既存内壁と同じ白色です。
こちらの壁はクロスになっていましたので、吸い込みも少なく塗料も止まりやすかったです。
1回目の塗装が終わりましたら、十分に乾燥してから2回目の塗装を行います。その後、養生を外して完工です。
階段内壁 使用塗料
今回使用した塗料は、室内塗装と同様の日本ペイントの水性ケンエースです。
まとめ
部屋の内壁と木部、ベランダフェンス、共用部分の階段の壁面の塗り替えをさせて頂きましたので、美しく清潔な印象にすることができました。これからご入居をお考えの印象もきっとよくなるはずです。
塗装によって見た目を綺麗にできるほか、耐久性や防水性が向上しますので、色褪せや塗料の剥がれなどの症状があれば、ぜひ塗り替えをご検討ください。
ペインターズは、京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っています。
経験豊富な職人が在籍しているため、塗装工事の事なら何でもをお任せください。
また、山科区以外の地域からのお問い合わせも大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせください。