京都市山科区S様社屋にて雨漏り修理、屋根・外壁塗装、ベランダ防水塗装
2024/01/11
京都市山科区S様社屋にて雨漏り修理、屋根・外壁塗装、ベランダ防水塗装 工事の概要
現場住所 | 京都市山科区 |
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施工内容 | 雨漏り修理、屋根塗装、外壁塗装、ベランダ防水塗装 |
施工箇所詳細 | 外壁全体、屋根全体、ベランダ、庇、土間など |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | 水性ソフトサーフSG(エスケー化研) |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | セラミクリーン(エスケー化研) |
屋根使用塗料・塗料色(下塗り) | 水性ペスコロ下塗(スズカファイン株式会社) |
屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | 水性ペスコロSi(スズカファイン株式会社) |
その他使用塗料・建材 | 【防水塗装】(いずれも竹林化学工業) 下塗り:タケシールNo400プライマー、防水材:タケシール1液防水NEO、トップコート:タケシール3000番トップコート |
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
京都市山科区の社屋にて雨漏りがするというご相談をいただきました。
こちらは築年数約30年の重量鉄骨造の建物で、強い横風をともなう雨の時だけ2階の天井部分から雨漏りが発生するそうです。
風のない時にはたとえ強いゲリラ豪雨でも発生しないとのことでした。
調査の結果、外壁にモルタルの爆裂や大きなひび割れがあり、こちらから侵入していると可能性が高く、他にも上階のベランダ防水の劣化など建物全体に経年劣化が見られました。お客様と相談した結果、必要なメンテナンスを一度にしてしまいたいとのことで、各所の雨漏り修理とともにベランダ防水塗装・外壁塗装・屋根塗装を行う運びとなりました。
Contents
施工前の様子
こちらが施工前の様子です。
2階の天井部分にたくさんの雨染みが見られます。
また外壁にはクラックが多く、コンクリートが爆裂を起こして塗膜が敗れている箇所もありました。
高圧洗浄
まずは外壁や屋根、ベランダなど塗装箇所をくまなく洗浄していきます。
弊社では高圧洗浄機はワグナー防音型洗浄機を使用。必要なパワーがありながら静音タイプですので、住宅密集地に適しています。
静音タイプではありますが、音がしないわけではありませんので、弊社では高圧洗浄は9時以降のスタートと定めており、なるべく近隣の方とのトラブルを避けるように努めております。
外壁の下地補修
塗装前に外壁の補修を行います。
建物の北側西門の2階辺りにこぶし大ほどの大きな塗装の膨れができていました。
内部でモルタルが爆裂を起こし、塗料を剥がすと錆びた鉄骨がむき出しになっています。
露出した鉄骨の錆を落として錆止めを塗装し、上から樹脂モルタルで補修します。樹脂モルタルは弾力性があるため、ひびわれに強い特徴があります。
各所のひび割れもウレタンシーリング材を使用して一つ一つ補修していきます。
養生
塗装しない箇所を一か所一か所丁寧に養生していきます。
このようなステンレス丸形換気口等も形に合わせて養生していきます。
屋根塗装
スレート屋根の塗装に移ります。
屋根下塗り
まずは下塗りをしっかり塗装して、上塗り塗料との密着を高めます。
下塗りには「水性ペスコロ下塗」を使用しました。
タスペーサー
下塗りの後にタスペーサーを取り付けていきます。
タスペーサーは塗料が屋根の隙間を埋めてしまわないようにするために重要な部材です。隙間があることで中に入り込んだ雨を適切に排水できているので隙間を塞いでしまうと中に水がこもって腐食やカビ、雨漏りの原因となってしまいます。
屋根の中塗り・上塗り
そして中塗りと上塗りを「水性ペスコロSi」にて行います。
強力な防藻・防カビ効果で、藻やカビの発生を抑えます。
外壁塗装
外壁塗装に移ります。
外壁下塗り
まずは下塗りから行います。
下塗りは防水性の高い「水性ソフトサーフSG」を使用しました。
旧塗膜に塗装することで微細なヒビ割れに浸透して補正し塗装面を整える機能があります。刷毛とローラーを使い分けて塗残しの内容隅々まで塗装していきます。
外壁中塗り・上塗り
下塗りが乾いたら次は中塗りと上塗りです。
こちらは「セラミクリーン」を使用して仕上げていきます。弾性に富むためひび割れを起こしにくく、防藻や防カビ効果にも優れています。
ベランダ防水塗装
次に雨漏りを起こしている3階居室に接するベランダの防水塗装を行います。
ベランダ下塗り
まずは「タケシールNo400プライマー」にて下塗りを行います。
モルタルやコンクリートなどの素材の浸透性に優れ、内部から下地表層の強度を高め、水分の侵入を防ぎます。
今回ベランダの下地が長年風雨に晒されて劣化が進行しており肉痩せし、塗料の吸い込みが激しいため、セメントフィラーを混ぜて吸い込みを抑えます。
そしてこの混ぜた下塗り材を砂骨ローラーを使用して塗装することで強固な下塗り面を形成します。この下塗りを二回行います。
これは下塗り前と下塗りの後です。だいぶ滑らかになってますね。
防水材・トップコート塗布
下塗りが乾燥した後に、防水材とトップコートを塗装します。
防水材には「タケシール1液防水NEO」を二回塗装して防水層を形成します。
そして上塗りであるトップコートにはウレタン防水材を長期間保護する「タケシール3000番トップコート」を使用します。
土間の防水塗装
最上階の三階北西角にあるコンクリートの土間部分にも防水塗装を行います。
こちらも下地が肉痩せを起こしているため、ベランダ防水と同じく、カケンセメントフィラーとタケシールNo400プライマーを混ぜて下塗りを行います。
そして防水材とトップコートもベランダと同じ塗料にてしっかりと防水層を作っていきます。
セメント庇の防水塗装
こちらのセメントの大きめの庇にも防水塗装を行います。
庇下塗り
下塗りですが、ベランダや土間に比べると劣化がましなので、プライマーのみにて塗装を行います。
庇防水材とトップコート塗布
下塗りが乾いたら、ベランダや土間と同じ防水材とトップコートにて仕上げます。
工事のために位置的に動かしていたエアコンも元に戻します。
エアコンホースまき直し
各所のエアコンホースがかなり劣化している状態でしたので、サービスでまき直しを行いました。
建物がきれいになったらやはりこのような箇所も気になりますよね。
施工担当者より
この度はリペインターズにご依頼いただきありがとうございます。
雨漏りが発生している箇所に補修と防水塗装を行ったことで無事に雨漏りが止まりました。
建物はどうしても経年劣化してしまい、いつの間にかひび割れやベランダの防水機能が切れてしまい、雨漏りで初めて気が付くということもあります。
外壁塗装や防水塗装にはそれぞれ耐用年数があります。
外壁塗装は使用する塗料にもよりますが、約10~20年、防水塗装はウレタン防水で8~10年です。
築10年を経過されたら一度建物をチェックされてひび割れやチョーキングなど劣化現象が起きていないかを確認されることをおすすめします。
弊社でも無料診断を行っております。定期的に業者に依頼して点検を受けることで傷みが軽微なうちに補修すると雨漏りの防止になります。
京都市での雨漏り修理や外壁塗装、防水塗装はリペインターズにお任せ下さい。