京都市山科区 外壁の下地補修・下塗り〈S様社屋にて雨漏り修理、屋根・外壁塗装、ベランダ防水塗装〉
2022/09/17
こんにちは、リペインターズスタッフの広報担当です。
9月初めより施工に入っている京都市山科区のS様社屋の外壁・屋根塗装工事の現場ですが順調に進んでいます。
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外壁の下地補修
今日は外壁塗装面の下地補修を行いました。
建物の北側西門の2階辺りにこぶし大ほど膨らんでいる塗膜がありました。
症状的には塗膜が一部完全に浮き上がり、内部でモルタルが爆裂しているようです。
よく確かめる為に穴を少し開けて覗き込むと、モルタルの中にある鉄骨の柱の鉄部が見えました。
雨水が廻った為、赤茶色に錆びてきています。
おそらく初期の劣化の段階では、小さいクラックに雨水が侵入し長い年月を経て外壁表面の塗膜を貫通し、下地のモルタル壁面まで達し鉄骨が錆びたものと思われます。
中の鉄部が錆びたことで膨れ上がり、表面の塗膜を膨張させたのでしょう。
そのまま、放っておくと塗膜が外壁表面から剥離します。
もうこうなってしまっては放っておけません。
露出している鉄部の錆を落とし掃除してから錆止めをして、樹脂モルタルを塗り付けます。
樹脂モルタルは接着力や曲げ強度に優れており、アルカリ性のモルタルが中性化して脆くなるのを防ぎます。
もちろん、防錆効果もあります。
そして樹脂という特性から乾燥が早く、樹脂であるため弾力性に富んでいるのでひび割れにくくなり、補修材としての特性に大変優れています。
本格的に外壁塗装する前の大事な作業です。
他にも下地の素地調整が必要な所が多数見受けられます。
一つ一つ丁寧に補修していきます。
養生・外壁の下塗り作業
次は北側壁面の外壁塗装の進み具合をお伝えします。
下地の素地調整は塗膜の浮きが見受けられ、クラックもありましたが前日の時点で補修が完了しております。
具体的には、浮きが目立った部分は浮いている塗膜を剥がし、内部の鉄部防錆処理を施し、クラック等はウレタンシーリング材で補修し水の侵入を防ぎました。
塗ってはいけないステンレス丸形換気口等は事前にしっかり養生しております。
また階段廻りもしっかり養生します。
養生は美しい仕上がりには欠かせません。場所に合わせた材料を使用して養生していきます。
下塗り塗料の特徴
下塗塗料は、エスケー化研の水性ソフトサーフSGを使用しました。
・1つで下地調整、下塗り、中塗りの機能を備えています。
・防水性に非常に富んでおります。
・旧塗膜表面の微細なひび割れ、クラックなどを1回塗りでカバーできます。
・水性から溶剤形まで各上塗材に適した密着性を保ち、耐久性の高い保護層を形成します。
・水性ですので、臭いが少なく旧塗膜をリフティング(浮き、剥離)させません。
下塗塗装は、次の工程である中塗りと上塗りに繋げる重要な作業ですので外壁の隅々までキッチリ塗布しました。
やはり、次の中塗りと上塗りでしっかり塗料が乗る様に繋げていかなくてはいけませんからね。
この日は二人での作業となり、下塗り塗料を手分けして壁面に上から下への、塗装のセオリー通りにしっかりと塗り進めて行きます。
換気ダクト周辺や、サッシ廻り、エアコンホース裏等細かい箇所は刷毛を用いて塗布して行きます。
その他の壁面はローラー刷毛を用いて、しっかりとした厚みを確保して、後に施工する上塗り塗料が吸い込み過ぎや、食いつきを確保するため、抜かりなく塗り進めました。
台風の季節は突然の雨降りが多いですが、今日は一日を通して晴れ間が続きましたので夕方近くまで作業ができ、下塗りは終了しました。
十分に乾燥させて、次の工程である中塗りやその後の上塗り外壁塗装に備えたいと思います。
最近の天気予報は当たりますので、頼りになり助かります。
この時期スマホの予報を頻繁に見ております。
本日は、ここら辺で失礼します。
最後までお付き合いありがとうございました。
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