大阪府枚方市にてウッドデッキ塗装〈O様邸外壁塗装・屋根塗装〉
2023/05/09
こんにちはリペインターズの広報担当です。
大阪府枚方市のO様邸の外壁塗装の様子をご紹介しております。
塗装工事の終わりも見えてきました。
最後に施工する箇所は建物裏側にあるウッドデッキの塗装作業です。
ウッドデッキの塗装
アク落とし
今回は塗装作業に入る前段階で長年において雨風が当たっているのでウッドデッキ全般に汚れが発生していました。
もちろん高圧洗浄で表面の汚れはある程度除去出来ているのですが、素材が木材ですので内部まで汚れが浸透しております。
新築時に施工した時には表面にオイルステンを塗布しているのでしょうが、経年とともに塗膜の効果は薄れてきているので、アクが発生しております。
このまま塗料を塗れば悪影響が出て、塗料が上手く乗らなくムラが発生すると思いますので、今回は最初の工程でアク落としをやっていきたいと思います。
使用塗料
アク落としに用いる塗料【アクロンA・B】
白木のアク洗い薬剤で、浸透性に優れ細かな、手作業では困難な部分のアク落としに向いています。
用途としましては、古民家増改築後のアク汚れ落としや、木部の日焼け、手あか、トノコの汚れ落としに使えます。
今回のように木部塗装塗り替え時に下地処理に用いて古くなったステインの除去や木部を漂白し新たな塗料の密着度を上げます。
施行
いつもと違いアクロンA.Bの洗い作業は高圧洗浄後、ウッドデッキがまだ濡れている状態で初めていきます。
乾いているより濡れている方が薬品の浸透度が高い為です。
始めにA.Bからなる2液性の液体を混ぜ合わして溶剤を作ります。塗布対象となる木の現在状態から判断して水で薄めて計っていきます。
試しに目立たないところに塗布してみて様子を見ます。
後に試験的な塗面を見て大丈夫そうなら、いよいよ本格的にアク落とし作業の開始です。
塗り進めて放置して置きますと表面に白い泡が浮き上がってきます。
『これがアクです。』全体的に浮き上がっているアクを高圧洗浄機の圧を落として低圧で洗い流していき、乾きましたら同様の作業を、もう一度行います。
二回の塗布作業で充分、アク落としは出来ました。
他の洗浄箇所と同じように乾燥期間を設けます。
上塗り
使用塗料
上塗り塗装に使う塗料はロックペイント社の【ナフタデコール】です。
ナフタデコールは木材の腐食、カビの発生、虫食いの予防に努める防腐、防虫ステインの木材保護塗料です。
塗布する事により木材内部に深く浸透しますが木材の表面では塗膜を形成しないので、木材の反りや塗膜の割れ、剥がれなどが発生しにくく、木肌そのものの美しさを持続します。
☆特徴
・防腐と防虫効果を発揮し塗布する事により木材に寄生する腐食を及ぼす雑菌、カビ菌、キノコ類の自生防止と木食い虫などの木材に悪影響を与える害虫を予防する防虫剤の含有で防腐、防虫効果を発揮します。
・施工する事により木の肌を生かした美しい仕上がりが可能です。
・作業性が良好で水を弾き、完成後の塗膜の割れや膨らみが起こりにくいので施工性に優れています。
・塗料の浸透性が高く、木材を保護するための耐久性が増します。
メーカー試験でナフタデコールを塗布した木材を土中に埋めて一定期間を置き後日に取り出して見たところ埋没部分の腐れ進行に効果が有り腐食進行が進んでいなかった結果があります。
・JASS18M-307日本建築学会規格品であります。
☆使用用途
・ベランダ、フェンス、外板、板塀、濡縁、雨戸、戸袋、物干し台、軒天井、木製扉、羽目板、ガーデニング園芸用品などの木製製品全般に渡って使えます。
塗布後に臭気が発生しますので屋外専用塗料です。
☆施工
素地調整、下塗りともに前回施行ブログで模様を報告しております。
今回は前日までに下塗りを行い、充分に乾燥した後に上塗りでナフタデコールを塗り進めていきます。
作業には溶剤系塗料に適した動物刷毛を用いて、塗装のセオリー通り塗りにくい個所、刷毛でなければ塗り進められない場所から塗装を開始していきます。
塗り終えましたら今度は広い面に移り、塗料をたっぷりと乗せて施工します。
しばらく作業の後に、用意した塗料はすべて使い切りました。
これでウッドデッキを虫の発生やカビから守り木肌を生かした美しさを保全維持してくれる事でしょう。
以上を持ちましてすべての塗装工事の終了です。
最後までお付き合いありがとうございました。
京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っているリペインターズです。
塗装の経験豊かな職人が在籍しておりますので塗り替えなら、お任せください!
山科区以外の地域からのお問合せも大歓迎なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。