京都市北区にて屋根塗装に伴う下地調整・錆止め下塗り〈賃貸平屋屋根塗装工事〉
2022/11/12
こんにちはリペインターズの広報担当です。
今日は京都市北区へ、平屋の金属屋根塗装工事に行ってまいります。
Contents
施工前
施工場所は京都特有の『うなぎの寝床』と称される路地裏に入って行く物件です。
施主様は賃貸オーナー様で、お持ちの物件のトタン屋根の塗り替えを希望されています。
お見積り依頼を頂いた際に現場調査で確認させて頂きましたが、丁度塗り替えのタイミングに差し掛かっている物件です。
状況としましては、トタン屋根が劣化で塗膜の剝がれやサビが生じております。
先ずは、ケレン作業によって浮き上がった旧塗膜を慣らして、これから塗る塗料をしっかり密着出来るように下地調整していきます。
施工中
下地調整(ケレン)
剥がれ、サビが多いのでマジックロンを使って下地調整していきます。
マジックロンは耐久性に優れ、極太のナイロン繊維を使っているので、目詰まりが起きないので、重い研磨に適しています。
威力絶大で隅々まで磨いていくと、剥がれた塗装面から砕けた塗面の塊が出来上がりました。
清掃して集めていますが、割りと量が多いです。
ビニール袋に詰めて集めて最後に破棄していきますが、塗装面を正しく整える為には、まだまだ時間が掛かります。
まだ、しばらく作業の方に従事いたします。
【ケレンの重要性】
ここで、何故ケレン作業が重要なのかお話しさせていただきます。
塗装工事は建築物を汚れやさびといった悪影響から守るために施します。
最大限にその効果を維持するためには、塗膜がしっかり定着している必要があります。
荒れた下地の上から、高性能な塗料をいくら塗っても効果が維持出来ないのです。
なので、塗布のまえに邪魔になるもの、さび、油分、水分、粉塵、埃りなどの不純物を可能な限り除去する必要があります。
鉄部では特に、サビが進行しないよう不純物を取り除くことがケレンの大きな役割です。
同時に塗料の食いつきや乗りを良くする効果があります。
ケレン作業が中途半端だと、塗り終えた見た目や効果、そして実際の耐久性にダメージを及ぼします。
塗膜の剝がれ、ホコリなどの汚れをしっかり落とさないまま、なおかつ表面が荒い状態では塗料は塗布面にしっかり食いつきません。
紫外線や雨風に弱く、塗布した面はいとも簡単に剥離します。
剥離は仕上がりが良くないだけでなく、放置しておくとサビが剥がれた個所から進行します。
構造物を痛め悪影響が出て来ます。
▷参考記事:外壁塗装にはケレン作業が重要!必要性や種類、価格を徹底解説
続いて養生をおこない、下塗りを進めていきます。
下塗り
使用する塗料は日本ペイントの【ハイポンデクロ】です。
2液性エポキシ系塗料と負けず劣らずの錆防止力が有り塗料の乾燥も早く施工性に優れております。
【使用塗料の特長】
・弱溶剤系の塗料に当たりまして、強溶剤と水性の中間に位置する塗料で塗料の持ちの良さと環境にも配慮されています。
また、紫外線の影響を受けやすい塗料によって屋根塗装する場合、鉄部のように錆びやすい部位の塗装をする場合に使用します。
今回、亜鉛メッキ鋼板の屋根なので用いました。
・使い勝手の良い1液性塗料で速乾性を有しますので作業性に優れています。
・下地に対しての適応力が有り、使いやすく、高度の防錆力で施工物を保全します。
・下地を選ばず、今回の亜鉛メッキ鋼板以外にもステンレスやアルミ素材にも対応でき高い凡用性があります。
塗料を使用する前にシンナーを適切な希釈率、混合して塗りムラや施工に異常が起こらない様に努めます。
用意出来ましたら、まず棟板金と瓦棒部分、両方の出っ張り部分を刷毛塗りで下塗塗料を塗り進めていきます。
ちなみに、「瓦棒」とは、屋根上に一定間隔に並べて取り付けた細い角木材のことで、板金のキャップが被せてあります。
塗りにくい部分から塗り進めて、次はローラー刷毛を用いて平面を塗布していきます。
いつも通りの屋根塗装工事のセオリー通りですね。
しばらくの時間が経過して板金の屋根一面の下塗り塗装を終えました。
あとは十分に乾かして次の工程に備えたいと思います。
今日の作業も、区切りがついてきましたので終了とさせて頂きます。
本日はここら辺で・・失礼します。
京都市山科区を拠点に外壁塗装工事を承っているリペインターズです!
建物の塗装に関しては屋根塗装工事、フェンス等も施工しております。
今日のような板金屋根の塗装工事も随時、受け付けております。
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