京都市西京区にて外壁上塗り・付帯部塗装<戸建ての塗り替え>
2023/03/07
こんにちはリペインターズの広報担当です。
先日より行っている、京都市西京区の外壁塗装の様子をご紹介しております。
前回は外壁の下塗りまで行いました。
★前回の様子はこちら
本日は外壁の上塗りと付帯部塗装を行います。
外壁塗装:上塗り
前回の下塗りから次に、外壁の上塗り塗装を行っていきます。
使用する塗料はエスケー化研社製の単層弾性塗材で低汚染型セラミックシリコン高耐久水性塗料、「セラミクリーン」です。
ホルムアルデヒド拡散等級でF☆☆☆☆エフフォースター認定品、環境配慮型塗料カラーも各色有ります。
下塗り塗装に用いた塗料は、色目は白色でしたが、上塗りの塗料はアイボリー色を使います。
色合い的に優しい色ですので、角地である施主さまのお住まいは外壁面が多く露出していますし、レンガタイルを貼った外塀との相性も良いであろうと思いまして選択しました。
コツは外壁にローラーを当てた場合にちょっと垂れるぐらいの塗料を乗せた方が丁度いいですね。
こうやって分厚い塗膜を形作っています。
上塗り塗装は二回施工します。
外壁塗装の順番は高圧洗浄→養生→下塗り塗装→【上塗り塗装1回目→上塗り塗装2回目】と言う順番になります。
(上塗り塗装1回目と中塗り塗装は同じです!)
塗料には塗布量が決まっておりまして、塗料の性能を最大限に引き出す為の適切な使用量が各塗料メーカーの製品ごとに指定されています。
外壁面1平米数あたりに使用塗料数が決められていて、例えば1回塗りで1平米あたり0.3~0.35グラム塗布してくださいと仕様書に記載されています。塗料メーカー指定の塗布量よりも少なく塗装を行うと、塗膜が薄くなるので外壁面の耐久性に影響が出てきます。
最低塗布量にも達してなければ耐用年数まで届かず途中で劣化し始めてしまいます。
必要塗布量を守る、重ね塗りをすると言う事は、必須なのです。
弊社では必要塗布量を守り、充分な塗膜を確保出来るように施工に努めております。
毎回、外壁塗装の約二週間の工期を終えますと、塗料は少し余るぐらいなので塗膜の確保には自信があります。
写真を確認して頂ければ同じ色の上に同じ色を重ねて二回上塗りしているのがお分かりになるでしょう。
付帯部塗装:木製格子戸
施主さまのお住まいには裏手の方に縁側がありました。
そこに通りからの視線塞ぎで木製の格子戸があります。
形状や風合いから見て、この建物の竣工時から設置されている部分かと思います。
下屋下に配置している為に雨風の影響を受ける事がそんなに無かったのか現在の状態は良好です。
表面は少しばかり経年劣化を起こしていますね。
今回、建物前面塗装に入らせて貰ったので、ここの木部も保全して、これからもまだまだ持ち続けられる様に塗装して行きます。
下地処理
サンドペーパーとシンナーを用意して塗装面の木部をケレン作業して、表面の汚れや油脂を落として整えていきます。
汚れや油っけが着いたままの塗布面だと、塗料がしっかりと食いつかないばかりか塗料を弾いたりするので、下地処理は入念に行います。
下地処理が終わりましたら養生作業に入ります。
恒例のマスカーテープ、ノンスリップテープを多用して、塗装する必要の無いところに養生して、塗料が付かない様に保護します。
下塗り
下塗りに使用する塗料は『1液ファインウレタンU100木部用下塗り』です。
下塗り塗装する事により、上塗り塗装時の塗料の透けやカスレなどの塗膜厚み不良を起こさないようにします。
この塗料にはエポキシ樹脂が含有しておりますので、下地面に強力に密着して次工程の上塗り塗料の吸い込み防止にも役立ちます。
エポキシ樹脂とはプラスチック素材でもありますので目止め効果が絶大であります。
上塗り
充分に前段階の下塗塗料が完全に乾燥しているのを確かめてから、上塗り作業を開始します。
上塗りの使用塗料は『1液ファインウレタンU100』です。
下塗塗料と合わせて塗ることで効果を発揮する日本ペイント社のU100シリーズです。
塗料自体の乗りが良く、目止め効果が優秀で弊社では廻り縁や巾木などの塗装にも多用しております。
付帯部塗装:電気設備など
ここの建物も鉄筋コンクリート造である為でしょうか、付帯している電気設備の付帯物が一般的な同年代の木造戸建て等に採用されている設備と違い、鉄筋コンクリート造のマンションに付帯している部材と似通っています。
高圧線の引き込みも同様であまり見ない部材の取り付けがなされていました。
新築竣工時にこの辺り一帯で鉄筋コンクリート造の住宅が何十棟も立ち上がって来る時に共通して施工されていった電気部材なのでしょう。
築40年を経過している付帯物の現況はサビ自体は廻っておらず、状態は悪くはありません。
現場調査の際に、表面の塗り肌の状態に塗りムラのような痕跡を見付けました。
時々はしごを掛けてD.I.Yで塗装されていた様で、そのおかげでサビからの腐食は発生しておりませんでした。
設置場所が高所にある為、はしごで塗るには注意を払わなければいけない場所でもあります。
しかし、今回は足場が設置されていますので、塗装作業も大変やり易くなっています。
まずは高所にある開閉器盤BOXから塗料を塗り進めていきます。
使用します塗料は先日のベランダ鉄部塗装と同じ【ハイポンデクロU100】を使用します。
事前に養生作業を行い、塗料が付いてはいけない場所にはマスカーテープで保護していきます。
こちらの開閉器盤BOXの塗装が終わりました。
次は高圧線引き込み部分を塗り進めていきます。
三本立ち上がっている内、それぞれが電気、電話、テレビの線と別れているのでしょう。
各々が、住宅の大事なインフラを形づくり、施主さまの生活になくてはならないものなので、今後サビの発生が長期間抑えられる様にこちらも、普段は手の入らない裏側などを特に注意して充分に塗っておきます。
これにて付帯部塗装の完了です。
次回は、まだ塗装を進めて無い鉄製ベランダや外部配電盤、引き込み線付近や窓手すりなどの塗装作業を開始します。
作業に没頭していましたら、そろそろ日が落ちるのが近づいて来ましたので、今日の作業を終了とします。
辺り一面の清掃を行い、忘れ物ややり残した事が無いか確認して現場を後にしました。
本日はこの辺りで失礼します。
最後までお付き合いありがとうございました。
▼こちらの施工実績は下記をご覧ください。
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