京都府城陽市で外壁塗装〈M様邸・戸建て住宅〉
2023/12/14
京都府城陽市で外壁塗装〈M様邸・戸建て住宅〉 工事の概要
現場住所 | 京都府城陽市 |
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施工内容 | 外壁塗装 |
施工箇所詳細 | 外壁全体、木部庇、付帯部(雨戸、庇など) |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | 弾性グラストウオールSi(菊水化学工業) |
外壁使用塗料・塗料色(上塗り) | アンダーフィラー弾性エクセル(日本ペイント) |
その他使用塗料・建材 | 木部下塗り塗料:「1液ファインウレタンU100木部用下塗り」(日本ペイント) 木部上塗り塗料:「日本ペイント1液ファインウレタンu100」(日本ペイント) 鉄部下塗り塗料:「1液性ハイポンファインデクロ」(日本ペイント) 鉄部上塗り塗料:「ファインパーフェクトトップ」(日本ペイント) |
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
京都府城陽市のお客様より、外壁が色褪せて塗装が剥がれてきたので塗り替えをお願いしたい、と当社にご相談を頂きました。
現地調査に伺ったところ、こちらの戸建住宅は築年数40年超の木造住宅で、外壁の塗装が経年劣化で色褪せていて、壁面の細かなクラック等もありました。また雨戸や庇の塗装も剥がれている状態です。
あわせて屋根の点検をさせて頂きましたが、瓦屋根で特に劣化症状や問題がありませんでしたので、今回は屋根塗装工事は行わず、外壁塗装と雨戸・庇の塗装を行うことになりました。
Contents
現場の様子
こちらの現場は、辺り一帯は昭和50年代に開発された郊外の住宅地です。
道路が広く、静かで絵に描いたような環境の良い閑静な住宅街です。
施工前の状況
こちらの現場は、築40年以上の瓦葺きの木造住宅です。
外壁は色褪せて、所々にクラックが発生していました。また、雨戸の塗装も剥がれ欠けている状態です。
雨戸の塗装を行う目的は雨戸自体の劣化防止のためです。
最近の雨戸は金属製のものが多く、その場合紫外線や雨風によって塗膜が劣化し長年経つと色褪せてきます。そのまま放っておくと錆が発生し穴が空くことも。もし表面を触った時、粉が付くチョーキング現象がある場合は塗装が劣化してきたサインですので、塗り替えの必要性があります。
なお、外壁と同時に屋根も点検させて頂きましたが、瓦でしたので丈夫で耐用年数が長いことから特にメンテナンスをする必要はありませんでした。
外壁塗装 施工中の様子
高圧洗浄
外壁塗装を行う前に、まずは古い塗膜や汚れを高圧洗浄で洗い流します。
高圧洗浄を念入りに行うことにより、壁面が整うため塗料の密着性が高まります。
今回高圧洗浄で使用したものは、ワグナー社製防音タイプ洗浄機WZ13―150型です。
作動音が静かで防音タイプの機械ですので、閑静な住宅街でも音が比較的静かなので近隣のご迷惑になりません。
高圧洗浄を行った日は、快晴の秋晴れで気候も良い日でご近所の方は換気などのために窓を開けておられるところが多くありました。静音タイプの高圧洗浄機といえども音はでますので、工事前に事前にお声かけしました。
高圧洗浄作業は、高圧洗浄で外壁の上から下へと洗い流していきます。
外壁と合わせて庇の裏側や雨戸部分など隅々までしっかりと洗浄しました。
また、外構部分には藻やカビが繁殖していましたのであわせて洗浄させていただいております。
養生作業
次に養生作業を行います。
塗料がついてはいけない部分にビニールや養生テープでカバーすることを養生と言います。
例えば窓やエアコンの室外機など、塗料が飛び散って汚れては困るような箇所にビニールで覆います。また、窓周りや取り合い部分などは、塗装の線がまっすぐにし仕上がりを美しくするために養生テープを張ります。
養生テープをしっかりと密着させるため、高圧洗浄作業後に水が乾燥してから、ラスターという小さいほうきで細かい汚れなどを綺麗にしながら張っていくのが基本です。
また、養生によって塗料が付いてはいけない所を未然に防ぐ目的があるのと、職人の作業性の向上があります。
もし材料費削減、廃棄の際の手間を考えて養生を最小限にしてしまうと、塗装の際に遠慮がでてしまいスムーズに作業が行えないこともあります。
窓周りとか玄関回りの養生は、「マスカー」という養生テープを一般的には使用します。
このマスカーは半透明なビニールに元々テープが付いています。ビニールの長さは、30cm、55cm、1mというサイズがあるので場所によって使いわけます。
庇(ひさし)塗装
養生もしっかり行いましたので、塗装作業に移ります。
今回は外壁塗装を行う前に、まずは庇の塗装から入ります。
まずはじめに、塗装する面にシンナーで汚れを落とし、サンドペーパーで下地を整えます。
高圧洗浄で落とし切れなかった細かい汚れが残っている場合がありますので、このようにすることで塗料の密着性が高まり剥がれにくい丈夫な塗膜を形成できます。
▷参考記事:外壁塗装にはケレン作業が重要!必要性や種類、価格を徹底解説
下地調整が終わりましたので、下塗りを行います。
下塗りは、塗装時の透けやカスレなどの不良の改善と、上塗り塗料との密着性が高めること、塗料の吸い込みを防止する目的があります。
今回使用した下塗り材は、『1液ファインウレタンU100木部用下塗り』です。
下塗り塗料が完全に乾いたら、中塗りを行います。
刷毛とローラーを多用し隅々まで丁寧に塗装を行います。
中塗りが終わり塗料が乾燥したら、同じ塗料で上塗りを行い十分な塗膜を形成しました。塗膜に十分な厚みを形成することで、外壁を雨水などから守ることができます。
ちなみに、中塗り・上塗りに使用したのは『日本ペイント1液ファインウレタンu100』です。
この塗料の特徴は、高い耐久性を持っているほか、防藻、防カビ、低汚染性がありますので長く美しい状態を維持することができます。また、ホルムアルデヒド拡散等級F☆☆☆☆エフフォースター認定品で環境に配慮した塗料です。
そして、速乾性がありますので施工性もよいため工期を短くできる点もメリットの一つです。
鉄部塗装作業
鉄の庇など鉄部の塗装に入ります。
こちらも木部同様下塗り作業後に、中塗り・上塗りを行います。
こちらの使用塗料は、下塗り塗料は「日本ペイント1液性ハイポンファインデクロ」上塗り塗料は、「日本ペイントファインパーフェクトトップ」です。
前回は木部の塗装でしたが今回は鉄部用の塗料を使用しています。
庇木部と同様に、中塗り、上塗りは同じ塗料を使用しました。2回塗ることで厚みが出て塗装面が均一になり仕上がりが美しくなります。
外壁塗装 下塗り作業
いよいよ外壁塗装に入ります。
まずは下塗り塗装を始めていきます。
ローラーに、十分に塗料をしみ込ませ、壁面に塗料を乗せ塗膜の厚みを均一にし塗りすすめます。
ローラーが入らない細かい部分は、刷毛に持ち替えて塗り残しがないように隅々まで丁寧に作業します。
下塗りは、次の工程の中塗りや上塗りの塗料の密着性を高めるために必要不可欠な作業です。
なお、今回使用した塗料は日本ペイントの「アンダーフィラー弾性エクセル」です。
細かいヘアークラックなども追従し保護してくれるほか、弾性塗料ですので塗装後も柔らかく伸びが良いのが特徴です。また、きめが細かいため、吸い込みを軽減され光沢のある仕上がりになります。
また1液形塗料ですので、水で希釈するだけで塗装できます。
外壁塗装 中塗り・上塗り塗装
それでは、本日の中塗りと上塗り作業の様子をご紹介します。
中塗りと上塗りはスプレーガンを使用して塗装を行います。
スプレーガンで塗装を行う際は、両足を広げた幅に吹き付け面に対し垂直に吹き付けます。
また握りっぱなしで吹き付けると量のネタ溜まりが起こりますので、引き金は吹き付け後はいったん止めます。
ちなみに、吹き付け作業は風の影響を受けやすいため、強風の日は避けることもあります。
今回使用した上塗り塗料は、菊水化学工業のアクリルシリコンが含有された弾性グラストウオールSiです。
シーラー機能と微弾性を備えていて、下地調整機能が一体となった塗料です。塗料の成分に骨材が塗料の中に含まれ、吹き付け後の仕上がりが砂壁状になります。
雨戸の塗装
最後に雨戸の塗装を行います。
ケレン掛けなど下地調整が終わったら塗装に移ります。
雨戸は戸袋から外せますので、外して塗装を行います。
まずはたっぷり塗料を含ませたローラーで塗装し、細かい部分は刷毛に持ち替えて塗り残しのないように丁寧に行います。
金属製の雨戸の場合は、塗装が剥がれると錆びやすくなりますので下塗り塗料には錆止め効果があるものを使用します。また、上塗り塗料は耐候性があるものを使用することで、錆びにくく長く丈夫に保つことができます。
施工後の様子
以上で完工です。
外壁と庇、雨戸の塗装を行いました。家の見た目が美しくなったのはもちろんですが、塗り替えを行ったことで外壁が丈夫になり防水性が高まりました。今回は、劣化症状が軽いうちに塗装のご相談を頂きましたので、大掛かりな工事にもならず最適なタイミングでメンテナンスができましたので、しばらくは安心してお過ごしいただけるかと思います。
外壁塗装は8~10年を目安にと言われています。
劣化を放置してしまうと、雨漏りに繋がったり大掛かり工事になってしまいますので、外壁が色褪せてきたら塗り替えをご検討ください。
▷参考記事:外壁のひび割れを放置すると雨漏りの原因に!修理方法や費用相場を解説
リペインターズは、京都市山科区を中心に外壁塗装工事、屋根塗装工事を承っております。
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